明治26年(1893年)創業、130年以上の歴史を誇る福岡県うきは市浮羽町の老舗酒造。創業者高木喜三郎の父「磯吉」と母「澤」の名前から「いそのさわ」と命名。うきは市は全国的に「上水道がない街」として有名で、全住民が井戸水や山水を使用する恵まれた水環境にある。現在の年間生産量は約4,000石(約72万リットル)で、うきは市に残る唯一の日本酒蔵。2022年には酒蔵に併設した宿泊施設「酒宿いそのさわ」をオープンし、日本酒飲み放題の宿泊体験を提供している。
明治26年(1893年)に高木喜三郎により創業された酒造で、創業者の両親「磯吉」と「澤」の名前を組み合わせて「いそのさわ」と命名された。うきは市の豊富な湧き水と自然環境に恵まれた立地で、130年以上にわたり酒造りを続けてきた。かつてはうきは市に複数の酒蔵があったが、現在は「いそのさわ」が唯一残る酒蔵となっている。伝統的な酒造技術を継承しながら、時代に応じた革新も取り入れ、2022年には酒蔵併設の宿泊施設を開設するなど、新しい取り組みにも積極的に挑戦している。地域の水資源を最大限に活用し、地域と共に歩む酒造りを実践している。
2022年にオープンした「酒宿いそのさわ」では、酒蔵に宿泊し日本酒飲み放題を楽しめるユニークな体験を提供。昼間は「うきは食堂」、夜は「蔵バル恵比須」として営業し、酒造りの工程をイメージしたサウナ体験も楽しめる。蔵開きなどのイベントも定期的に開催され、地域の観光資源としても重要な役割を果たしている。うきは市の「上水道がない街」という特殊な水環境と酒造りの関係を学べる貴重な体験ができる。
「駿 純米酒」が福岡県知事賞を受賞。2008年、2009年の全国新酒鑑評会で連続金賞を受賞し、2007年〜2009年の福岡国税局酒類鑑評会では3年連続金賞を受賞するなど、高い技術力と品質が評価されている。これらの受賞歴は、長年の経験と技術の蓄積、そして恵まれた水環境を活かした酒造りの成果である。
〒839-1404 福岡県うきは市浮羽町西隈上2-4
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