諏訪御湖鶴酒造場は長野県下諏訪町唯一の酒蔵で、1918年創業の『御湖鶴』ブランドを継承した武器の酒蔵です。2017年に破産した菱友醸造から事業を継承し、福島県の磐栄運輸により2018年に新設されました。長野銘醸の元杜氏竹内重彦氏を迎え、最新設備で再建した蔵で純米酒のみを醸造。復活2年目の2021年にはIWCでチャンピオン・サケに輝き、世界一の評価を得ました。諏訪湖の自然と伝統を背景に、現代的な酒造り技術で品質へのこだわりを追求しています。
菱友醸造の『御湖鶴』は1918年(大正7年)に創業した長野県下諏訪町唯一の酒蔵でした。初代蔵元が鶴たちが諏訪湖にひと時の安らぎを求めて飛来する夢を見たことから『御湖鶴』の名が生まれました。諏訪大社への奉納酒や御柱祭でも提供される地域の名酒として約100年にわたり継続しました。しかし、2017年4月に菱友醸造は破産し、一時は御湖鶴ブランドの存続が危ぶまれました。その後、福島県の磐栄運輸の社長がかつて味わった御湖鶴の味を思い出し、事業継承を決意。平成30年2月に『諏訪御湖鶴酒造場』として新たに設立され、平成9月から復活のための造りを開始しました。新たに長野銘醸で酒造部長と杜氏を務めていた竹内重彦氏を杜氏として迎え、老朽化した蔵を解体して最新設備で再建、2020年1月から本格的な造りを開始しました。復活2年目の2021年には『御湖鶴 純米吃醸 山恵錦』がIWC SAKE部門で最高賞のチャンピオン・サケに輝き、破産からわずか4年で世界一の日本酒という快挙を達成しました。純米酒のみを醸造する方針で、下諏訪町唯一の酒蔵として地域への貢献と観光振興も目指しています。
下諏訪町唯一の酒蔵として、地域観光の振興も重要な使命と考えています。新しい蔵は最新設備を導入し、2020年から本格的な造りを開始しました。蔵見学や観光拠点としての整備も進め、地域との結びつきを大切にしています。諏訪湖の美しい景観と共に、世界一の評価を得た御湖鶴の試飲体験をお楽しみいただけます。詳細な見学情報や予約については、お電話(0266-75-1172)または公式サイトでお問い合わせください。
令和6酒造年度全国新酒鑑評会で「御湖鶴 純米大吐醸」が金賞を受賞し、令和6酒造年度長野県清酒鑑評会では第1位を獲得しました。さらに信州秘密の酒頌布会アワード2024総合グランプリ第1位、箕95回関東信越国税局酒類鑑評会純米吐醸の部最優秀賞を受賞しており、高い評価を得ています。
長野県諏訪郡下諏訪町3205番地17
Phone: 0266-75-1172