1934年創業の幸姫酒造は、佐賀県鹿島市にある90年続く小さな酒蔵です。日本三大稲荷のひとつである祐徳稲荷神社の御神酒指定醸造元として知られ、神社から車でたった2分という絶好の立地にあります。『幸姫』という銘柄は、創業者の一人娘が幸せな人生を送れるようにという願いを込めて名付けられました。観光酒蔵の草分け的存在として、早くから酒蔵の開放や試飲サービスを行い、外国人観光客対応のため英語でのガイドも実施して日本の酒文化を伝えています。
幸姫酒造の歴史は1934年(昭和9年)に始まります。もともと有明海の赤貝の養殖をしていた峰松家が酒造りを始めたのがきっかけで、一人娘が幸せになるようにという願いを込めてつけられた酒銘がそのまま幸姫酒造という蔵の名前になったという心温まるエピソードがあります。創業から間もなく祐徳稲荷神社の御神酒指定醸造元となり、以来90年間、日本三大稲荷の一つである祐徳稲荷神社との深い絆を続けています。1985年には佐賀県内で先駆けて蔵を開放し、見学や試飲・販売を行う観光酒蔵としての取り組みを開始。平成12年には地酒ソフトクリームを開発し、平成22年からは海外輸出も開始して国際的な展開を図っています。現在では外国人観光客対応のため英語でのガイドも実施し、日本の酒文化を世界に発信しています。
幸姫酒造は観光酒蔵の草分け的存在として、1985年から酒蔵見学や試飲サービスを提供しています。祐徳稲荷神社から車でたった2分という立地を活かし、参拝と合わせて酒蔵見学を楽しむことができます。特に地酒ソフトクリームは2000年から販売している名物で、多くの観光客に愛されています。外国人観光客対応のため英語でのガイドも実施しており、国際的な酒文化交流の拠点としても機能しています。
幸姫酒造の代表銘柄『幸姫』は、国内外の品評会で高い評価を得ています。特に純米大吟醸『幸姫』はIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)で入賞し、最高級酒としての品質が国際的に認められています。また、祐徳稲荷神社の御神酒指定醸造元としての90年にわたる歴史と伝統は、稲荷信仰と日本酒文化の結びつきを示す象徴的な存在としても価値あるものです。海外輸出や英語ガイドなどの国際化への取り組みも、日本の小規模酒蔵のモデルケースとして高く評価されています。
〒849-1312 佐賀県鹿島市大字納富分2643番地1