1818年(文政元年)創業の老舗酒蔵で、『ほんものを造る』をモットーに伝統的な酒造りを守り続ける。全国に先駆けて1977年から純米酒の製造・販売に特化し、現在の純米酒ブームの先駆けとなった。代表銘柄『笹正宗』は果実系の香りと上品な吐醸香が特徴で、品質第一の酒造りにこだわり続けている。現在の代表者は岩田悠二郎氏。
1818年(文政元年)に喜多方で創業し、200年以上の歴史を持つ老舗酒蔵。創業以来伝統的な酒造りを守り、過度な設備の近代化や大量生産を拒み、品質本位の酒造りを貫いている。1977年から純米酒の製造・販売に专念し、福島県内でも先駆的な取り組みとなった。1979年の東京サミットでは、アメリカのカーター大統領が笹正宗の純米酒を賞賛し、一躍有名になったエピソードもある。長年にわたり純米酒の先駆者として日本酒業界の発展に貢献し、伝統と革新を絶妙にバランスさせた酒造りで業界の尊敬を集めている。
喜多方市の蔵のご『笹正宗酒造』では無料の酒蔵見学ツアーを実施している(冬季間は休止)。営業時間は8:30-17:00で、日曜日・祝日は定休日。見学は事前予約が必要で、公式ウェブサイトに予約フォームが用意されている。見学後は直売店での購入や試飲も可能。1818年創業の歴史ある蔵で、純米酒の先駆者としての歩みや伝統的な酒造りの工程を学ぶことができる貴重な機会。
IWC(インターナショナルワインチャレンジ)2015にて『特別純米笹正宗』が純米酒部門福島地域トロフィーを受賞。平成29年度全国新酒鑑評会で『笹正宗』が金賞を受賞。令和6年度全国新酒鑑評会で『笹正宗』が入賞酒に選出されるなど、継続的に高い評価を受けている。純米酒の先駆者としての技術力とブランド力が国内外で認められている。
福島県喜多方市上三宮町上三宮簬山675