明治元年(1868年)創業、鹿児島県いちき串木野市に本社を構える老舗酒蔵。本格焼酎の代表的メーカーとして海童、だいやめ、隠し蔵などを製造する一方、2012年から鹿児島県唯一の清酒「薩州正宗」の製造を開始。伝兵衛蔵・傳藏院蔵・金山蔵の3つの蔵で『伝統』『革新』『継承』の理念を体現し、本格焼酎と清酒の両方で国内外に挑戦。
明治元年(1868年)に鹿児島県いちき串木野市で創業し、150年以上の歴史を持つ本格焼酎蔵。長い間焼酎製造に専念してきたが、2010年に杜氏が長野県で清酒造りを学び、2012年から鹿児島県で40年ぶりとなる清酒製造を復活。代表銘柄「薩州正宗」は7,000通を超える応募の中から名付けられ、2018年には日本最南端の大吟醸酒を誕生させた。種子島産の酒米「銀の里」を使用し、南国の気候に適応した独自の日本酒造りに挑戦している。
鹿児島県唯一の坑洞内酒蔵である薩摩金山蔵で見学を受け付けている。明治時代の金山の坑道跡を活用した珍しい施設で、年間を通じて一定の温度が保たれる環境での仕込み・貯蔵・熟成の工程を見学できる。本格焼酎だけでなく、鹿児島県唯一の清酒「薩州正宗」の製造現場も見学可能。事前予約制で土日祝日営業し、南国での日本酒造りという珍しい体験ができる。
世界三大酒類コンペティションで数々の受賞を重ねる。「だいやめ~DAIYAME~」はIWSC2019で焼酎部門トロフィー(最高賞)を受賞し、2023年には同コンテストで最高金賞とともに濵田酒造が「焼酎プロデューサートロフィー」を受賞。ISC2024では「だいやめ」と「海童祝の赤」が金賞、ISC2023では「薩州赤兎馬」が金賞を受賞。また「隠し蔵」はモンドセレクション金賞・最高金賞を受賞。2023年には農林水産省「第8回輸出に取り組む優良事業者表彰」で農林水産大臣賞を受賞し、九州の焼酎メーカーとして初の快挙を達成。国内外で高い評価を受け、本格焼酎の国際的地位向上に大きく貢献している。
〒899-2101 鹿児島県いちき串木野市湊町4丁目1番地
Phone: 0996-36-5771