1889年(明治22年)創業の青森県を代表する老舗酒蔵。南部杜氏自醸清酒鑑評会において全国唯一の75回連続受賞を達成し、その技術力は全国から高く評価される。『いい酒は朝が知っている』をモットーに、おいしいお酒で人を喜ばせることを理念とし、青森県産米を主体とした酒造りを行う。代表銘柄「桃川」「ねぶた」「杉玉」を製造。2002年にはISO9001-2000品質管理システム国際認証を取得し、国際基準での品質管理を実現している。
創業は江戸時代末期、百石(現おいらせ町)の桃石川(現奥入瀬川)沿いで三浦家による酒造りに始まる。1889年(明治22年)、八戸市の村井倉松が醸造権を引き継ぎ、桃石川の清らかな水にちなんで『桃川』と命名し創業。戦時中の企業統制で一時は『日北酒造株式会社』となったが、戦後に13の蔵元が分離独立し、4つのブランド(桃川・ねぶた・杉玉・國の誉)以外を新会社に譲り、1984年(昭和59年)に現在の『桃川株式会社』となった。南部杜氏の伝統技術を継承し、全国唯一となる南部杜氏自醸清酒鑑評会75回連続受賞という偉業を達成。『和醸良酒』の精神のもと、青森の風土と米を生かした酒造りで、県内外から愛される銘酒を送り出し続けている。2002年にはISO9001品質管理システムの国際認証を取得し、伝統と革新を融合した現代的な酒蔵運営を実践している。
おいらせ町に位置する桃川株式会社では、事前予約制で酒蔵見学を実施している。南部杜氏の技術を継承した伝統的な酒造工程を見学でき、創業130年を超える歴史と共に、現代の品質管理システムまでを学ぶことができる。見学後は代表銘柄「桃川」「ねぶた」「杉玉」の試飲も楽しめる。青森県の豊かな自然に育まれた奥入瀬川の伏流水を使用した酒造りの現場を体感できる貴重な機会となっている。
南部杜氏自醸清酒鑑評会において全国唯一の75回連続受賞という驚異的な記録を保持。この快挙は日本酒業界でも類を見ない偉業として高く評価されている。全国新酒鑑評会では桃川大吟醸が金賞を受賞し、その技術力の高さを証明。モンドセレクションをはじめとする国際的なコンクールでも継続的に評価を受け、青森県を代表する銘酒として県内外から愛され続けている。2002年にはISO9001-2000品質管理システムの国際認証を取得し、伝統的な酒造技術と現代的な品質管理の融合を実現している。
〒039-2189 青森県上北郡おいらせ町上明堂112
Phone: 0178-52-2241