1902年(明治35年)創業、岩手県二戸市に位置する120年以上の歴史を持つ老舗酒蔵。5代目蔵元・久慈浩介氏が代表取締役として、岩手県産の酒米(「吟ぎんが」「ぎんおとめ」など)を中心に使用した地産を重視した酒造りを行う。折爪馬仙峡の中硬水の伏流水を使用し、南部杜氏の伝統技術で「きれいで美しい酒質」を追求。2017年IWCで日本酒部門チャンピオン・サケを受賞し、世界21か国に輸出する国際的な評価を得ている。
1902年(明治35年)、久慈家が二戸市で酒造業を開始し創業。社名・銘柄名は、江戸時代に南部藩領(南部地方)だったことと、淡麗な味わいの酒を美人にたとえたことに由来。「南部美人」銘柄が誕生したのは1951年で、当時の二戸税務署長と前会長が「きれいで美しい酒を造りたい」という思いを込めて命名。従来は二戸地区だけで親しまれていたが、4代目の時代に東京都内の地酒卸との取引をスタートし全国へと広めていった。5代目蔵元・久慈浩介氏は東京農大出身で、岩手県二戸市の蔵へ戻ってから革新を断行し、若い蔵人たちと酒づくりを続けている。
10月から3月の冬期限定で酒蔵見学を実施しています。午後のみの完全予約制で、約1時間のコースでは製造工程を見学し、日本酒の試飲や記念撮影もお楽しみいただけます。参加費は1名様1,000円(税別)でお土産付き。特に2023年9月にリニューアルした「本倉」では、武将山のシンボルを眺める「当鹿」が酒米を守ってくれると信じられており、状況によっては可愛い当鹿を見ることができるかもしれません。
IWC 2017では「チャンピオン・サケ」を受賞し、世界最高峰の評価を得ました。これは1,245点の日本酒の中からただ一本選ばれる最高栄誉です。また、全国新酒鑑評会では6年連続で金賞を受賞し、令和4酒造年度・令和5酒造年度を含だ3年連続で金賞を達成しています。SAKE COMPETITIONでは2025年に純米大吟醸部門で第3位を獲得。G7広島サミットのワーキングディナーでは「南部美人あわさけスパークリング」が採用されるなど、国内外で高い評価を得ています。
〒028-6101 岩手県二戸市福岡字上町13
Phone: 0195-23-3133