1985年(昭和60年)に創業、佐賀県有田町の有田ポーセリンパーク内に位置する観光酒蔵。創業者の宗政真一氏は先代で広島県の山間で酒蔵を経営していた家系出身で、「自らの手で酒蔵を復活させる」という夢を実現。当初は焼酎中心に製造を開始し、1990年に古賀杜氏を迎えて念願の日本酒醸造もスタート。佐賀県産原料100%にこだわり、全国生産量一位の二条大麦や「さがの華」等の地元米を使用した日本酒・焼酎・リキュールを製造。有田焼とのマリアージュを意識した酒造りで、伝統工芸と酒文化の融合を目指している。
1985年(昭和60年)、宗政真一氏により伊万里市に「西有田酒造株式会社」として創業。創業者の宗政氏は、先代が広島県の山間で酒蔵を経営していたが戦争の影響で3代前に廃業した家系出身で、「自らの手で酒蔵を復活させたい」という強い想いから佐賀県で焼酎蔵を設立。創業から5年後の1990年に古賀杜氏を迎えて念願の日本酒醸造を開始。2002年3月に有田ポーセリンパーク内に主工場を移転し、観光酒蔵として新たなスタートを切った。2003年10月に佐賀県産原料100%の「のんのこ黒」を発売し、福岡国税局酒類品評会で大賞を受賞。「のんのこ」の名前は地元の方言で「かわいい子」を意味し、創業時から使用しているブランド名。現在では酒・焼酎・リキュールの製造と観光施設の両面で地域文化と酒文化の発信を続けている。長年にわたり地域に根ざした酒造りを続け、伝統的な技術と現代的な品質管理を融合させることで、高品質な日本酒を提供し続けています。地域の食文化と共に発展し、多くの人々に愛される酒蔵として、その歴史を刻み続けています。
有田ポーセリンパーク内にある観光酒蔵として、有田焼の陶磁器文化と酒文化を同時に体験できるユニークな施設。工場見学では日本酒・焼酎・リキュールの製造工程を見学でき、パーク全体での文化体験と組み合わせた一日観光が楽しめる。試飲コーナーでは「のんのこ」シリーズや「宗政」日本酒を味わうことができ、有田焼の盃で酒を楽しむ特別な体験も提供。直売店では蔵元限定商品や季節限定酒、有田焼とのコラボレーション商品などを購入可能。営業時間は9:00-17:00。アクセスは長崎自動車道波佐見ICから車で約10分、JR佐世保線有田駅からタクシーで約15分。
2003年に「のんのこ黒」が福岡国税局酒類品評会で大賞を受賞。2015年にはIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)で「宗政 純米吟醸-15」が金賞リージョナルトロフィーを受賞し、3年連続ゴールドメダルを獲得する快挙を達成。令和6酒造年度全国新酒鑑評会では「宗政 純米大吟醸」が金賞を受賞し、継続的な品質向上への取り組みが評価されている。佐賀県産原料100%にこだわった酒造りと、有田焼とのマリアージュを意識したユニークなコンセプトが国内外で評価され、観光酒蔵としての取り組みも地域文化振興のモデルケースとして評価を得ている。2025年は創業40周年を迎え、さらなる発展が期待される。
〒844-0024 佐賀県西松浦郡有田町戸矢340番圄28
Phone: 0955-41-0030