初桜酒造は〒649-7112 和歌山県伊都郡かつらぎ町中飯降85で伝統的な酒造りを行う蔵元です。地域の特色を活かし、地域の気候風土を最大限に活かした酒造りを特徴としています。厳選された原料米と清らかな仕込み水を用い、熟練の技により米の旨みを最大限に引き出す醸造を心がけています。食中酒として料理との調和を大切にし、地元の食文化と密接に結びついた味わいを追求し続けています。
初桜酒造は世界遺産・高野山の麓、標高約400メートルの紀ノ川北岸に位置する歴史ある酒蔵です。この地は1700年もの酒造りの歴史を持ち、世界遺産の丹生都比売神社への奉納酒として始まった神聖な酒造りの伝統を今に受け継いでいます。北に泉山系、南に紀伊山地に挟まれた谷間の豊かな自然環境と、泉山系を流れる清らかな地下水に恵まれ、低農薬栽培の契約農家から仕入れた良質な米を使用。1868年築の衣倉(米と酒の貯蔵庫)や仕込み蔵(発酵室)、1912年築の主屋など、150年以上の歴史を持つ建造物群の中で、伝統的な醸造方法を守り続けています。主力銘柄「紀州かつらぎ川上酒」や、高野山の修行僧が「知恵の薬」として飲んでいた「般若湯」など、地域の歴史と文化を体現する酒を醸造。近年は和歌山県産の桃やみかんを使用したフルーツ酒も手がけ、伝統を守りながら新たな挑戦も続けています。長年にわたり地域に根ざした酒造りを続け、伝統的な技術と現代的な品質管理を融合させることで、高品質な日本酒を提供し続けています。地域の食文化と共に発展し、多くの人々に愛される酒蔵として、その歴史を刻み続けています。
酒蔵見学は事前予約制で受け付けており、実際の酒造りの現場を間近で見学することができます。経験豊富な蔵人による丁寧な説明を聞きながら、日本酒造りの奥深さと伝統技術を体感できます。見学後は試飲コーナーで季節の限定酒を含む数種類の日本酒をお楽しみいただけ、直売所では蔵元限定の特別な商品もご購入いただけます。
初桜酒造は世界遺産・高野山の麓という恵まれた立地と1700年の酒造りの歴史を持つ地域で、伝統的な醸造技術を継承し続けている名門酒蔵です。世界遺産の丹生都比売神社への奉納酒としての歴史を有し、地域の文化と歴史に深く根ざした酒造りを行っています。登録有形文化財に指定された歴史的建造物群での醸造は、伝統と文化の継承という観点から高く評価されています。
〒649-7112 和歌山県伊都郡かつらぎ町中飯降85
Téléphone: 0736-22-0005