明治36年(1903年)創業の池月酒造株式会社は、島根県邑智郡邑南町阿須那に位置する120年以上の歴史を持つ老舗酒蔵です。広島県との県境に近い山間部に位置し、硬度0.3という極軟水の天然湧水を仕込み水として使用しています。地元で栽培された酒米のみを使用し、昔ながらの木槽搾りという伝統的な製法で2.5日かけてじっくりと搾り上げる丁寧な酒造りが特徴です。出雲流の麹作りと低温長期発酵により、口当たりが優しく香り高い日本酒を醸造しています。代表銘柄「誉池月」は、地域の自然と伝統的な手法が生み出すバランスの良いまろやかな味わいで知られ、地元の風土を表現した真摯な酒造りを続けています。蔵から15km圏内の地元産米を使用するなど、地域資源の循環にも積極的に取り組み、120年続く伝統技術を守りながら高品質な地酒を提供しています。
1903年(明治36年)に創業した池月酒造は、島根県邑智郡邑南町という山間部の豊かな自然環境の中で120年以上にわたり酒造りを続けてきました。創業当時から地域に根ざした酒造りを信念とし、硬度0.3という極軟水の天然湧水と地元産米にこだわってきました。昭和期には木槽搾りという伝統的な製法を継承し、出雲杜氏の技術を受け継ぎながら品質向上に努めました。平成期に入ってからも伝統を大切にしつつ、低温長期発酵や地域との連携強化など、時代に合わせた改良を重ねてきました。現在は代表取締役末田誠一氏のもと、蔵から15km圏内の地元産米100%使用、木槽搾りによる2.5日間の丁寧な搾り、出雲流の全麹という伝統技術を守りながら、「誉池月」ブランドを中心とした高品質な純米酒づくりに取り組んでいます。地域資源の循環と120年の伝統技術の継承により、山間部テロワールを表現した独自の酒質を追求し続けています。長年にわたり地域に根ざした酒造りを続け、伝統的な技術と現代的な品質管理を融合させることで、高品質な日本酒を提供し続けています。地域の食文化と共に発展し、多くの人々に愛される酒蔵として、その歴史を刻み続けています。
酒蔵見学は事前予約制で受け付けており、実際の酒造りの現場を間近で見学することができます。経験豊富な蔵人による丁寧な説明を聞きながら、日本酒造りの奥深さと伝統技術を体感できます。見学後は試飲コーナーで季節の限定酒を含む数種類の日本酒をお楽しみいただけ、直売所では蔵元限定の特別な商品もご購入いただけます。
池月酒造は品質への妥協なき追求により、各種品評会において優秀な成績を収めています。全国新酒鑑評会への継続的な出品により技術の研鑽を重ね、地域の日本酒品評会でも高い評価を得ています。伝統的な技術と現代的な品質管理を融合させることで、安定した高品質な日本酒を提供し続け、地域の日本酒文化の発展に大きく貢献している蔵元です。
島根県邑智郡邑南町阿須那1-3
Téléphone: 0855-88-0008