1725年創業、但馬の地で300年の歴史を持つ伝統酒蔵。全量を但馬流「生酛造り」「山廢仕込」で醸造するこだわりの酒造りが特徴。資本金9,600万円、従業員40名の中規模蔵でありながら、地元の松葉ガニや魚介類、但馬牛等に合う旨い酒造りを目指し、現在の10代目福本和博社長のもと伝統技術を継承しながら革新を続けている。昭和42年より「山廢仕込」にこだわり、普通酒にも採用する独自の酒造りで他社とは一味違う酒を醸造。本店直売店では、蔵元でしか入手できない限定品や季節の日本酒を販売し、地域の日本酒文化振興に貢献している。
1725年(享保10年)、徳川吉宗の時代に兵庫県の旧香住町で創業。当時の土地の名をもとに「香住鶴」と名づけられ、但馬の地で300年間酒造りの伝統を継承し続けてきた。江戸時代から明治初期にかけて地元の酒蔵として発展、大正・昭和期を経て法人化を実現。1945年12月18日に株式会社として設立し、戦後復興期を経て現在の組織体制を確立。昭和42年(1967年)以降、「山廢仕込」に特化した独自の酒造りを開始し、普通酒にも山廢仕込を採用する先駆的な取り組みで業界の注目を集める。平成期以降は品質向上と技術革新に精力的に取り組み、国内外のコンテストでの受賞を重ねる。令和の現代においても、伝統的な製法を守りながら玲代のニーズに合わせた酒造りを実践し、地域の代表酒蔵としての地位を確立している。
本店直売店(TEL: 0796-39-2910)では、蔵元でしか入手できない限定品や季節の日本酒を直接販売し、但馬流の生酛造りや山廢仕込の特徴を体感できる試飲機会も提供。但馬の地における300年の酒造りの伝統と歴史を学べる機会として、地元の松葉ガニや但馬牛とのペアリングを意識した酒造りの特徴を詳しく説明。工場見学は事前予約制で受け付け、伝統的な製造工程や設備を見学できる。兵庫県美方郡香美町の自然豊かな環境の中で、日本海の恵みと山の清水を活かした酒造りの現場を体験できる。特に山廢仕込でしか醸さない独自の酒質は、照りや焙きなどの地元料理との相性を実感しながら楽しめる。
昭和42年以降「山廢仕込」への特化で独自の酒造りを確立し、近年は国内外の様々な日本酒コンテストで多数受賞し、国内は勿論、海外でも香住鶴の日本酒への評価が高まっている。但馬流「生酛造り」と「山廢仕込」による全量醸造で他社とは一味違う酒質を実現し、地元の食材とのペアリングで高い評価を得ている。1725年創業以来300年間継続する伝統と武術が業界内で高く評価され、但馬の代表的酒蔵としての地位を確立。特に山廢仕込で普通酒まで醸造する先駆的取り組みは、日本酒業界における技術革新の模範として注目され、品質本位の酒造りで信頼を獲得している。
〒669-6559 兵庫県美方郡香美町香住区小原600-2
Téléphone: 0796-36-0029