元文5年(1740年)創業の280年以上の歴史を持つ老舗蔵元です。清流長良川沿いの最北に位置し、日本三大盆踊りの一つ「郡上踊り」で知られる郡上市にあります。全量天然花酵母仕込みという独特な製法が最大の特徴で、霊峰白山の伏流水と地元岐阜県産米を使用した酒造りを行っています。代表銘柄「元文」は、さくら仕込み、つつじ仕込み、月下美人仕込み、菊仕込みなど、様々な花酵母を用いたフルーティで香り豊かな日本酒を展開しています。長良川鉄道美濃白鳥駅から徒歩3分の立地にあります。
元文5年(1740年)、江戸時代に創業した280年以上の歴史を誇る老舗蔵元です。「布屋」の屋号は、原家の先祖が平安時代末期に近江で手に入れた「白布」に由来し、この布は「手にした者は一生災難を逃れて幸福を得る」という縁起の良いものでした。聖徳太子の近臣であったとされる先祖から代々続く歴史ある家系で、時代を経て郡上の地で酒造業を始めました。代表銘柄「元文」の名前は創業年に因んで名付けられ、全量天然花酵母仕込みという独自の製法を確立し、清流長良川と霊峰白山の恵みを活かした郡上地域を代表する蔵元として現在に至ります。県の地で、長年にわたり地域に根ざした酒造りを続け、伝統的な技術と現代的な品質管理を融合させることで、高品質な日本酒を提供し続けています。地域の食文化と共に発展し、多くの人々に愛される酒蔵として、その歴史を刻み続けています。
酒蔵見学は事前予約制で受け付けており、実際の酒造りの現場を間近で見学することができます。経験豊富な蔵人による丁寧な説明を聞きながら、日本酒造りの奥深さと伝統技術を体感できます。見学後は試飲コーナーで季節の限定酒を含む数種類の日本酒をお楽しみいただけ、直売所では蔵元限定の特別な商品もご購入いただけます。
布屋原酒造場は品質への妥協なき追求により、各種品評会において優秀な成績を収めています。全国新酒鑑評会への継続的な出品により技術の研鑽を重ね、地域の日本酒品評会でも高い評価を得ています。伝統的な技術と現代的な品質管理を融合させることで、安定した高品質な日本酒を提供し続け、地域の日本酒文化の発展に大きく貢献している蔵元です。
岐阜県郡上市白鳥町白鳥991