初桜酒造は世界遺産・高野山の麓、標高約400メートルの紀ノ川北岸に位置する歴史ある酒蔵です。この地は1700年もの酒造りの歴史を持ち、世界遺産の丹生都比売神社への奉納酒として始まった神聖な酒造りの伝統を今に受け継いでいます。北に泉山系、南に紀伊山地に挟まれた谷間の豊かな自然環境と、泉山系を流れる清らかな地下水に恵まれ、低農薬栽培の契約農家から仕入れた良質な米を使用。1868年築の衣倉(米と酒の貯蔵庫)や仕込み蔵(発酵室)、1912年築の主屋など、150年以上の歴史を持つ建造物群の中で、伝統的な醸造方法を守り続けています。主力銘柄「紀州かつらぎ川上酒」や、高野山の修行僧が「知恵の薬」として飲んでいた「般若湯」など、地域の歴史と文化を体現する酒を醸造。近年は和歌山県産の桃やみかんを使用したフルーツ酒も手がけ、伝統を守りながら新たな挑戦も続けています。
初桜酒造の直営販売店は土日も含めて年中無休で営業しており、営業時間は午前10時から午後5時までとなっています。酒蔵は登録有形文化財に指定された主屋を有し、かつての大和街道沿いの歴史ある立地に位置しています。年末年始は12月30日午前中まで営業し、新年は1月4日午前10時から営業を再開いたします。
初桜酒造は世界遺産・高野山の麓という恵まれた立地と1700年の酒造りの歴史を持つ地域で、伝統的な醸造技術を継承し続けている名門酒蔵です。世界遺産の丹生都比売神社への奉納酒としての歴史を有し、地域の文化と歴史に深く根ざした酒造りを行っています。登録有形文化財に指定された歴史的建造物群での醸造は、伝統と文化の継承という観点から高く評価されています。
〒649-7112 和歌山県伊都郡かつらぎ町中飯降85