1872年に真野町で創業した逸見酒造は、佐渡で最も小さな蔵元として「真稜」と「至」を醸造しています。「真稜」の名は、承久の乱で佐渡に配流された順徳天皇の真野御陵に由来します。新潟では珍しい山廃仕込みを行い、独特の酸味と濃醇な味わいを生み出しています。「至」ブランドはフルーティーな香りで首都圏で人気です。かつて200以上あった佐渡の酒蔵のうち、現存する5蔵の1つとして島の酒造伝統を守り続けています。
1872年(明治5年)に佐渡島真野町で創業した逸見酒造は、島内で最も小さな酒蔵です。「真稜」の名は、鎌倉時代の承久の乱で敗れ佐渡に配流された順徳天皇の真野御陵に由来します。この歴史的つながりは、配流された貴族たちによって形作られた佐渡独特の文化遺産を反映しています。200以上あった佐渡の酒蔵が閉鎖される中、山廃という珍しい技法を含む伝統的製法を守り続けています。県の地で、長年にわたり地域に根ざした酒造りを続け、伝統的な技術と現代的な品質管理を融合させることで、高品質な日本酒を提供し続けています。地域の食文化と共に発展し、多くの人々に愛される酒蔵として、その歴史を刻み続けています。
酒蔵見学は事前予約制で受け付けており、実際の酒造りの現場を間近で見学することができます。経験豊富な蔵人による丁寧な説明を聞きながら、日本酒造りの奥深さと伝統技術を体感できます。見学後は試飲コーナーで季節の限定酒を含む数種類の日本酒をお楽しみいただけ、直売所では蔵元限定の特別な商品もご購入いただけます。
逸見酒造は品質への妥協なき追求により、各種品評会において優秀な成績を収めています。全国新酒鑑評会への継続的な出品により技術の研鑽を重ね、地域の日本酒品評会でも高い評価を得ています。伝統的な技術と現代的な品質管理を融合させることで、安定した高品質な日本酒を提供し続け、地域の日本酒文化の発展に大きく貢献している蔵元です。
新潟県佐渡市長石84番地の甲