吉田酒造株式会社

寛保3年（1743年）に創業した吉田酒造株式会社は、約280年の長きにわたり島根県安来市広瀬町で酒造りを続けてきた老舗蔵元です。創業時は広瀬藩から特別に酒造免許を受けて酒造りを始めました。代表銘柄「月山」の名前は、戦国時代に山陰地方を支配した尼子氏の本拠地であった月山富田城の史跡にちなんで命名されており、この地の歴史と深く結びついています。現在に至るまで、地域の自然環境を活かし、硬度0.3という極軟水の地下水と地元産の良質な酒米を使用した酒造りを継承。伝統的な製法を守りながらも、現代の醸造技術を取り入れることで、「みずみずしく、香り高く、キレの良い」という独自の酒質を確立してきました。全国新酒鑑評会での金賞受賞など、その品質は全国的に高く評価されています。

吉田酒造では、事前予約により蔵見学を承っております。約280年の歴史を持つ蔵で、月山富田城の史跡に近い広瀬町の豊かな自然環境の中で行われる酒造りをご見学いただけます。硬度0.3の極軟水を使用した酒造りの特徴や、伝統的な製法と現代技術の融合について学ぶことができます。見学をご希望の方は事前にお電話でお問い合わせください。また、直売も行っており、代表銘柄「月山」をはじめとする各種日本酒をお求めいただけます。