新潟県新発田市に位置し、日本酒と焼酎の両方を製造する県内でも稀有な蔵元。飯豊連峰を源流とする加治川の清冽な水と、新発田の豊かな米を活かし、食に寄り添う淡麗辛口の酒造りを追求。江戸時代の製法「柱焼酎仕込み」を復活させた「朱ラベル」など、伝統と革新を融合させた独自の酒造りを展開している。
文政5年(1822年)、初代髙橋善之助により「髙橋酒造店」として創業し、200年以上の歴史を持つ老舗蔵元。明治8年(1875年)に新潟市へ移転し「金升酒造」に改称、その後昭和5年(1930年)に現在地の新発田市へ移転した。移転の理由は「水の便よろしき事」「米産地の中央たるべき事」と記録されており、良質な水と米を求めての決断であった。現在は杜氏の髙橋巌氏が30年以上の経験を活かし、伝統を守りながら新たな挑戦を続けている。特に注目すべきは、自社で米焼酎を蒸留し、それを醸造アルコールの代わりに使用する「柱焼酎仕込み」の復活。この江戸時代の製法を3年かけて再現し、新潟の酒造りに新たな可能性を示している。地元の山海の幸と楽しむ食中酒として、また新潟の風土を映し出す地酒として、日本酒愛好家から高い評価を得ている。
文政五年(1822年)初代高橋善之助により「高橋酒造店」として創業し、200年以上の歴史を持つ老舗蔵元。江戸時代の製法「柱焼酎仕込み」を復活させた「朱ラベル」で注目され、新潟県内でも稀有な日本酒と焼酎の両方を製造する蒲元として高い評価を得ている。
〒957-0016 新潟県新発田市稲荷岡1-9-30