文政3年(1820年)初代喜多儀左衛門が「天満屋」の屋号で酒造りを始め、200年以上にわたり「喜楽長」の名で製造販売を行う東近江市の老舗酒蔵です。聖徳太子が「八」のつく日に市を開いた八日市(現東近江市)に位置し、鈴鹿山系の軟水と冬の寒さ、そして酵母という自然の恵みを活かした酒造りを行っています。「酒は人が造るものではない」という哲学のもと、酒造期間中は能登杜氏と蔵人が蔵に泊まり込み、麹や酵母、微生物の小さな変化に注意を払いながら、子を思うように純粋に酒を育てています。代表銘柄「喜楽長」は透明感と清澄さ、やわらかな米の斨みと甜みを兼ね備えた上品な日本酒で、樋道を歩む美しく品格のある酒として親しまれています。令和4年全国新酒鑑評会での金賞受賞や、Kura Master 2022でのゴールドメダル受賞など、国内外で高い評価を得ている滋賀を代表する酒蔵の一つです。
長年にわたり地域に根ざした酒造りを続けている歴史ある酒蔵です。県の地で、長年にわたり地域に根ざした酒造りを続け、伝統的な技術と現代的な品質管理を融合させることで、高品質な日本酒を提供し続けています。地域の食文化と共に発展し、多くの人々に愛される酒蔵として、その歴史を刻み続けています。
酒蔵見学は事前予約制で受け付けており、実際の酒造りの現場を間近で見学することができます。経験豊富な蔵人による丁寧な説明を聞きながら、日本酒造りの奥深さと伝統技術を体感できます。見学後は試飲コーナーで季節の限定酒を含む数種類の日本酒をお楽しみいただけ、直売所では蔵元限定の特別な商品もご購入いただけます。
令和4年全国新酒鑑評会で金賞を受賞し、国内最高水準の醸造技術が評価されています。またKura Master 2022では「喜楽長 純米吹醸」と「喜楽長 時渡」がゴールドメダルを受賞し、フランスでも高い評価を得ています。1820年創業以来、「喜楽長」ブランドで伝統的な酒造りを継承しながら、国内外のコンペティションで数々の受賞を重ね、品質の高さを証明しています。
〒527-0054 滋賀県東近江市池田町1129