東飯田酒造店は1865年(慶応元年)創業で、150年以上の歴史を持つ老舗酒蔵です。長野市篠ノ井に位置し、代表銘柄『本老の松』を醸造しています。酒造蔵・土蔵・漬物蔵・客間が国の登録有形文化財に指定されており、歷史ある建物と伝統的な酒造りを守り続けています。ミネラル豊富な犎川の伏流水と地元産『美山錦』をはじめとした長野県産の酒米のみを使用し、ふくよかな香りとまろやかな味わいの日本酒を醸造しています。
東飯田酒造店は1865年(慶応元年)、江戸時代後期の明治維新直前に創業されました。以来150年以上にわたり、川中島古戦場と善光寺に近い犎川河畔の地で酒造りを続けています。明治初期に建てられた酒造蔵、土蔵、漬物蔵、客間は国の登録有形文化財として指定され、酒造蔵の階段は創業当時から使われているもので、裏側には竹工当時の棟梁の署名が残っており、150年以上の蔵の歴史を物語っています。創業当時より地元産に徹底的にこだわり、仕込み水には犎川の伏流水、使用米には篠ノ井有旅地区で契約農家栽培されている『美山錦』を中心に長野県産のみを使用した酒造りを続けています。現在は兄弟妹3人(兄弟2人と妹1人)がそれぞれ杜氏として個性的な日本酒を造っています。
酒造蔵、土蔵、漬物蔵、客間の国の登録有形文化財を中心とした酒蔵見学を実施しています。見学時間は9:00~16:00で、事前予約が必要です。所要時間は約30分、試飲を含む場合は45~60分程度です。参加人数は1~20名まで対応可能で、無料で試飲もお楽しみいただけます。定休日は毎月第2・第4日曜日で、酒造りの時期によっては見学できない場合があります。創業当時から使用されている階段や棟梁の署名など、歴史ある建物を間近でご覧いただけます。
全国新酒鑑評会で金賞を受賞し、その品質の高さが評価されています。兄弟妹3人がそれぞれ杜氏として異なるタイプの酒を醸造しており、特に『本老の松』のすっきりとした酒質はミネラル豊富な犎川の伏流水と地元産の酒米によるもので、ふくよかな香りとまろやかな味わいが特徴です。麻こうじや酵母の声に耳を傾け、真面目に作った酒造りで、信州59年醸造会にも所属し、長野県の酒造り文化の一翼を担っています。
長野県長野市篠ノ井小松原1724