文化4年(1807年)に創業した歴史ある酒蔵。現在15代目として200年以上の酒造りの伝統を継承している。初代石田與一左衛門重友が大阪から会津地方に移住し、三代目(市十郎友治)が石川姓に改名し会津藩から酒造免許を得た。会津の水と米の品質にこだわり、高品質な原料を使用した酒造りを心がけている。
文化4年(1807年)、江戸時代後期に初代石田與一左衛門重友によって創業された栄川酒造は、200年以上の歴史を誇る老舗酒造会社です。創業者は大阪夏の陣の後、越後国を経て会津野沢郷に移り住んだ大阪落人で、三代市十郎友治が会津松平家に遠慮して石田の姓を石川に改め、会津藩より酒造免許を得ました。現在は石川純一氏が15代目として、戦国武将石田三成の一族の末裔として伝統を継承しています。福島県の奥会津、飯豊山系の伏流水を使用した酒造りで知られ、2015酒造年度の全国新酒鑑評会で初めて金賞を受賞した大吟醸「石田治部少輔三成」では石田三成の旗印をラベルにデザインするなど、創業家の歴史を大切にした酒造りを続けています。1957年には栄川酒造合資会社を設立し、現在も西会津町で地域に根ざした酒造りを継続しています。
磁梯町の本社と別に、西会津町の野沢にある本店では、伝統的な酒造りの歴史と文化を感じることができます。水の品質を重視した酒造りへのこだわりと、15代にわたる伝統の継承を学べることができます。最新の見学情報は公式ウェブサイトでご確認ください。
文化4年(1807年)創業以来200年以上の酒造りの伝統を継承し、15代にわたり酒造りを続けていることが評価されています。迫、水の品質を最重視した伝統的な酒造り手法と、高品質な原料へのこだわりで、地元会津で長く愛されている酒蔵として根強い支持を受けています。