明治17年(1884年)創業、香南市赤岡町で130余年にわたり酒造りを続ける老舗酒蔵。どろめ祭りと絵金祭りで知られる赤岡町で、地域と共に歩んできた歴史を持つ。一級河川物部川の伏流水を仕込み水に使用し、高知県産酒造好適米「吟の夢」「土佐麗」と高知酵母を用いたオール高知素材での酒造りにこだわる。代表銘柄「豊能梅」は、土佐の風土と文化を体感できる「土佐体感地酒」をテーマに醸される。五代目高木直之氏と杜氏六代目一歩氏の二人三脚で、伝統を守りながら革新的な酒造りに挑戦している。
明治17年(1884年)、香南市赤岡町で創業した高木酒造は、どろめ祭りと絵金祭りの町として知られる赤岡町と共に歩んできた。どろめ祭りでは淡麗辛口の「豊能梅 楽鶯」が大杯に注がれ、地域の祭りと深く結びついている。代々受け継がれてきた酒造りの技術に加え、現在は五代目高木直之氏と杜氏六代目一歩氏が、高知の光を込めた地酒「土佐体感地酒」の探求を続けている。早場米を用いた日本一早い新米新酒「おり酒」は高知の夏の風物詩となり、「豊能梅 純米大吟醸 龍奏」は酒蔵の真上に竜巻が来たエピソードから誕生した特別な酒として知られる。高知の素材と文化を大切にしながら、時代に合わせた酒造りを実践している。
高知県内18蔵の中でも数少ない蔵内部見学を受け入れている貴重な酒蔵です。見学は事前予約が必要で、試飲と併せて楽しむことができます。15名以上の団体見学も可能で、一週間前までの予約で対応。営業時間は8:00〜17:00で、特に土日祝日の見学が推奨されています。また、酒蔵開放イベントも定期的に開催され、しぼりたての大吟醸や純米吟醸、宇宙深海酒やリキュールなど豊能梅の主要商品を味わうことができます。どろめと絵金の町赤岡の文化と共に、土佐の酒造りの歴史を体感できる貴重な機会を提供しています。
2025年KURA MASTER金賞、2025年SAKE COMPETITION GOLD、全国新酒鑑評会金賞受賞など、最新の受賞で品質の高さが認められています。過去には全米日本酒歓評会2018吟醸酒部門金賞をはじめ、数々の権威ある賞を受賞。特にオール高知素材(高知県産「吟の夢」米、高知酵母使用)で造られた酒が高く評価されています。深海酵母を使った商品はKURA MASTER 2023 Platinumを受賞。土佐の風土を活かした酒造りが評価され、「土佐体感地酒」としてのブランド価値を確立しています。
〒781-5310 高知県香南市赤岡町443