長野県松本市大手に位置する善哉酒造は、江戸末期創業の老舗蔵で、松本城下町で唯一現存する酒蔵です。環境省選定『日本の名水百選』に選ばれた『女鳥羽の泉』を仕込み水に使用し、代表銘柄『善哉』『女鳥羽の泉』を醸造。食事と共に楽しめる伝統的な酒造りを大切にし、大吟醸での金賞受賞歴もあります。
善哉酒造は江戸時代末期に松本城下町で創業しました。かつては多くの酒蔵が存在した松本市街地において、現在では唯一現存する歴史ある酒蔵となっています。蔵の敷地内には環境省選定『日本の名水百選』に選ばれた『女鳥羽の泉』があり、この名水を仕込み水として使用しています。この湧水は一般にも開放されており、多くの市民が水を汲みに訪れる地域の憩いの場となっています。現在の蔵元は『とがった酒は造らない』という哲学を持ち、極端に甘口や辛口に偏らない、食事と共に楽しめる酒造りを心がけています。代表銘柄『善哉(よいかな)』は『良いかな』という素直な感動を表現した名前で、地元で愛される味わいを追求。また『女鳥羽の泉』は使用する名水の名を冠した銘柄として展開しています。日本酒以外にも、国産酒米の麹を100%使用した甘酒も人気商品となっており、地元の方々に親しまれています。事前予約により酒蔵見学も受け付けており、松本の歴史と文化を感じられる場として、多くの観光客も訪れています。