高知県東部、安芸市赤野に位置する小規模な酒蔵。明治36年(1903年)創業。江戸時代に建てられた仕込み蔵を現在も使用し、伝統的な手造りで少量生産を行う。「心の栄養となれるような、やさしさのある食中酒」をテーマに、清流赤野川水系の柔らかな水を活かした酒造りが特徴。代表銘柄「安芸虎」は戦国時代の武将・安芸國虎にちなむ。
明治36年(1903年)、有光伊太郎により創業。山と海の間に位置する安芸市赤野で、江戸時代から続く古い酒蔵を修理改良しながら120年以上にわたり酒造りを続けている。「安芸虎」の名は、16世紀に高知県東部を支配した戦国武将・安芸國虎に由来。安芸氏は何世代にも渡り地域の人々から慕われ、その名は現在も地名として残る。清流赤野川の柔らかな水質を活かし、土佐の辛口文化の中でも優しさとふくらみのある酒を醸し続けている。宇宙と深海を旅した酵母を使用するなど、伝統を守りつつ革新的な取り組みも行う。
蔵見学は無料で実施されており、ガイド付きで工場見学ができます。期間中は発酵の様子も見学可能です。開館時間は9:00〜17:00で、土日祝日は原則休館です。見学は要予約で、3日前までの予約が必要です。作業の都合でお断りする場合もあります。江戸時代に建てられた仕込み蔵で伝統的な酒造りの様子を間近で見ることができ、清流赤野川のほとりに位置する歴史ある蔵の雰囲気を感じられます。
スペインの品評会「CINVE」の日本酒部門で金賞を受賞。その他にも、宇宙深海酵母を使用した「深海の宇宙」純米大吟醸などの革新的な取り組みが注目され、伝統と革新を両立させた酒造りが評価されています。120年以上の歴史を持ち、「心の栄養となれるような、やさしさのある食中酒」をテーマに、土佐の辛口文化の中でも優しさとふくらみのある酒を醸し、地域の人々から愛され続けています。
高知県安芸市赤野甲38番地1