明治5年(1872年)創業。日本海側から冷たく吹き込む厳寒地に位置する群馬県最西端の酒蔵。現在は地元技術者による「浅間杜氏」が、長野原の厳しい寒さ(1月は氷点下10度以下)を活かした酒造りを行っている。「お客様に楽しんでいただけるために前向きに楽しみながら酒を醸そう」を合言葉に、奥上州の乾燥した環境と軟水を活かしたすっきりした味わいの日本酒を醸造。香りを程よく抑え、料理と合わせることで双方が引き立つ食中酒を目指している。
浅間酒造の歴史は、天明3年(1783年)の浅間山大噴火後の寛政年間に遡る。明治5年(1872年)8月、初代櫻井傳三郎が県庁より酒造業免許鑑札を受け正式に創業。明治42年の火災で全焼するも長野原町に移転し再建。初代は長野原町初代町長を4期10年務めた。昭和28年に法人化、昭和63年には浅間酒造観光センターを開設し観光事業にも進出。現在の5代目蔵元・櫻井武氏は東京農業大学卒業後、山形県の出羽桜酒造で修行を積み、大量生産から少量高品質生産への転換を実現。「日本一野菜に合う酒」をコンセプトに掲げ、ヴィーガン認証も取得。IWC2025では純米酒の部と大吟醸酒の部でトロフィーを受賞するなど、国際的評価も高い。伝統を守りながら新しい価値観を取り入れ、関わる全ての人を幸せにできる企業を目指している。
浅間酒造観光センターではバーチャルな世界で酒蔵見学を楽しめるVR酒蔵見学を実施中です。観光センターの営業時間内であれば体験できます。また、併設の観光ドライブインでは蔵出しの地酒・自家製菓子販売・お食事処として、群馬の旅の駅として銀湯「草津温泉』の玄関口である長野原町で営んでいます。JR吾妻線「長野原草津口駅」からの無料送迎車も運行しています。
IWC2025では純米酒の部と大吟醸酒の部でトロフィーを受賞し、国際的な評価を得ています。代表銘柄『純米大吟醸 shiro by ASAMASHUZO』はIWC金賞を受賞し、外務省推奨酒にも選定されました。明治5年創業以来150年以上にわたり培われた伝統的な酒造技術と、群馬県最西端の厳寒地である長野原の環境を活かした酒質が、国内外の品評会で高く評価されています。
〒377-1304 群馬県吾妻郡長野原町長野原1392-10
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