1856年(安政3年)创業の広島県呉市を代表する酒造メーカーで、「千福一杯いかがです」のCMで親しまれている「千福」の醐造元です。初代清兵衛が母のフクと妻の千登(チト)の名から「千福」と名付けました。戦前は海軍御用達のお酒として全国の鎮守府に卸され、品質の高さで知られていました。現在の「呉宝庫」は2001年に建設された現代的な卵醸酔で、伝統を守りながら絶えず挑戦を続ける酒造りを実践しています。
長年にわたり地域に根ざした酒造りを続けている歴史ある酒蔵です。県の地で、長年にわたり地域に根ざした酒造りを続け、伝統的な技術と現代的な品質管理を融合させることで、高品質な日本酒を提供し続けています。地域の食文化と共に発展し、多くの人々に愛される酒蔵として、その歴史を刻み続けています。
酒蔵見学は事前予約制で受け付けており、実際の酒造りの現場を間近で見学することができます。経験豊富な蔵人による丁寧な説明を聞きながら、日本酒造りの奥深さと伝統技術を体感できます。見学後は試飲コーナーで季節の限定酒を含む数種類の日本酒をお楽しみいただけ、直売所では蔵元限定の特別な商品もご購入いただけます。
1923年に『千福』が全国新酒鑑評会で1位を受賞しました。近年では広島県酒造競技会で『東蔵』『吳芳醇』が優秀賞、全国新酒鑑評会で『吳芳醇』が金賞を受賞しています。2009年には明治蔵と赤煙瓦の煎煙突が近代化産業遺産に認定され、伝統と歴史を物語る企業としても評価されています。また、1970年から始まった『千福一杯いかがです』のCMソングでもよく知られています。
〒737-0045 広島県吳市本通七丁目9番10号
Phone: 0823-22-1029