有限会社松井屋酒造場

松井屋酒造場の歴史は江戸時代後期の1795年（寛政七年）に主屋が建築された時代から始まります。約300年前に建てられた古い酒蔵と約100年前の酒蔵を使用し、長きにわたって日本酒造りを続けてきました。その歴史的価値は高く評価され、平成7年（1995年）に酒蔵と酒造用具が「岐阜県重要有形民俗文化財」に指定されました。保有する酒造用具3,143点と酒造文書459点は、日本の酒造りの歴史を物語る貴重な資料として大切に保管されています。代々受け継がれてきた伝統的な酒造技術と設備を維持しながら、地域に根ざした酒造りを継続しています。長年にわたり地域に根ざした酒造りを続け、伝統的な技術と現代的な品質管理を融合させることで、高品質な日本酒を提供し続けています。地域の食文化と共に発展し、多くの人々に愛される酒蔵として、その歴史を刻み続けています。

松井屋酒造場では「松井屋酒造資料館」を運営しており、一般の方々に見学の機会を提供しています。営業時間は10:00から16:00まで、入館料は大人300円、子供150円となっています。定休日は月曜日で、酒造期間（12月から1月末）は見学をお休みしています。資料館では酒造用具3,143点と酒造文書459点を展示し、江戸時代から続く日本酒造りの歴史と技術を間近で学ぶことができます。岐阜県重要有形民俗文化財に指定された貴重な酒蔵と用具を見学できる、文化的価値の高い観光スポットとして親しまれています。