千代の亀酒造株式会社は〒795-0303 愛媛県喜多郡内子町平岡甲1294-1で伝統的な酒造りを行う蔵元です。地域の特色を活かし、地域の気候風土を最大限に活かした酒造りを特徴としています。厳選された原料米と清らかな仕込み水を用い、熟練の技により米の旨みを最大限に引き出す醸造を心がけています。食中酒として料理との調和を大切にし、地元の食文化と密接に結びついた味わいを追求し続けています。
千代の亀酒造は享保元年(1716年)、江戸時代中期に愛媛県内子町で創業した300年以上の歴史を誇る老舗蔵元である。「生命を大切にする酒造り」を理念に掲げ、「地元の米、地元の水、地元の空気」という三つの要素を重視した酒造りを続けている。内子町は江戸時代から明治にかけて和紙と木蝋の生産で栄えた商業都市で、その豊かな文化的土壌が同蔵の酒造りにも影響を与えてきた。清流・肱川の伏流水を仕込み水に使用し、地元農家と連携して栽培された酒米を原料とすることで、テロワールを体現した日本酒を醸している。小規模ながら手造りにこだわり、麹造りから搾りまでの全工程で職人の技が光る。「青き地球に生きる、自然を愛し人を愛する」というモットーのもと、持続可能な酒造りと地域農業の振興を両立させている。主力銘柄「千代の亀」は、長寿と繁栄の象徴である亀にちなみ、飲む人の健康と幸福を願って名付けられた。長年にわたり地域に根ざした酒造りを続け、伝統的な技術と現代的な品質管理を融合させることで、高品質な日本酒を提供し続けています。地域の食文化と共に発展し、多くの人々に愛される酒蔵として、その歴史を刻み続けています。
酒蔵見学は事前予約制で受け付けており、実際の酒造りの現場を間近で見学することができます。経験豊富な蔵人による丁寧な説明を聞きながら、日本酒造りの奥深さと伝統技術を体感できます。見学後は試飲コーナーで季節の限定酒を含む数種類の日本酒をお楽しみいただけ、直売所では蔵元限定の特別な商品もご購入いただけます。
2008年には造り酒「梨風」がカンヌ国際映画祭の公式レセプションで供されるなど、国際的な評価を得ています。純米大吟醸酒「金銀奇道」や「しずく酒」などの高品質な酒造りで知られ、1975年から純米吟醸酒の製造に積極的に取り組み、伝統と革新を合わせた酒造りで注目されています。
〒795-0303 愛媛県喜多郡内子町平岡甲1294-1