海老名の穀倉地帯に位置し、『酒造りは米作りから』を理念に1857年から続く酒蔵。純米酒のみを製造し、環境に配慮した農業と酒造りを実践。原料米の90%を地元海老名で栽培し、全量自社精米を行う栽培醸造蔵。
安政4年(1857年)創業の泉橋酒造は、神奈川県海老名市の豊かな水田地帯で「酒造りは米作りから」の理念のもと、栽培醸造蔵として独自の道を歩んできました。相模川の恵みを受けた肥沃な大地で自社栽培する酒米は、原料米全体の90%を占め、全量純米酒造りに徹しています。伝統的な生酛造りを積極的に採用し、全生産量の約50%で実践。麹蓋による手造り麹、槽搾りによる丁寧な上槽など、江戸時代から続く技法を守り続けています。近年は環境保全型農業にも注力し、JGAP認証を取得。オーガニック酒米の栽培や独自酵母の開発にも取り組み、2025年にはIWCでゴールドメダルを獲得するなど、伝統と革新が融合した酒造りで国際的評価も高まっています。地元との共生を大切にしながら、日本酒文化の新たな可能性を追求し続ける、まさに現代の栽培醸造蔵のパイオニアです。
蔵併設の酒友館で日本酒試飲・販売を実施。営業時間は10:00~18:00、無休(お盆期間と年末年始を除く)。駐車場18台完備。海老名駅東口から徒歩20分またはタクシー5分。トンボラベルなど人気銘柄の試飲ができ、自社栽培米の展示や酒造りの説明も充実。酒蔵見学は要問い合わせ。
2025年IWC純米大吟醸部門で『いづみ橋 生酛純米大吟醸 楽風舞』ゴールドメダル受賞。2024年ミラノ酒チャレンジ純米大吟醸部門プラチナ賞、2020年フランス・クラマスター純米大吟醸部門プラチナ賞、2022年フランス・パリ『フェミナリーゼ・コンクール』純米大吟醸ゴールド賞など国際的評価多数。関東信越国税局酒類鑑評会4年連続優等賞受賞。純米酒のみの製造でありながら高い品質を維持し、海外でも高く評価されている。
〒243-0435 神奈川県海老名市下今泉5-5-1