株式会社九重雜賀

九重雜賀は1908年（明治41年1月）に創業し、2006年（平成18年1月）に法人化された歴史ある蔵元です。創業以来100年以上にわたり、日本酒「雑賀」と酒粕を原料とした赤酢の製造を同一施設で行うという全国でも珍しい業態を続けています。赤酢の製造には高さ2メートルを超える大きな木桶を使用し、伝統的な製法を守り続けています。「良い食酢は質の良い酒粕から生まれる」という理念のもと、食事に合う日本酒造りにこだわり、近年は国際的なコンクールでも金賞を受賞するなど、その品質の高さが世界的にも認められています。地域の歴史ある食文化を支える重要な存在として、和歌山県の食産業に貢献しています。

九重雜賀では公式オンラインショップを運営しており、日本酒と赤酢の両方を購入できます。同一施設で日本酒と食酢を製造するという珍しい業態を見学できる機会があり、100年以上続く伝統的な赤酢造りの工程を体験できます。高さ2メートルを超える木桶での赤酢熟成の様子は圧巻で、和歌山の伝統的な食文化を深く理解できる貴重な体験を提供しています。