1791年創業の老舗酒造。初代松本治兵衛が「澤屋」の屋号で酒造りを始め、1922年に伏見の現在地に酒蔵を移転しました。代表銘柄「桃の滴」は、酒造近くの西岸寺にある松尾芭蕉の句碑からその名を取っています。伏見の良質な地下水と、兵庫県特A地区東条産山田錦、富山県砺波平野産五百万石を使用し、手作業中心の伝統的な製法で酒造りを行っています。大正11年建築の酒蔵と煉瓦造りの倉庫・煙突は「伏見の日本酒醸造関連遺産」として経済産業省の近代化産業遺産に認定されており、国の登録有形文化財にも登録されています。
長年にわたり地域に根ざした酒造りを続けている歴史ある酒蔵です。都の地で、長年にわたり地域に根ざした酒造りを続け、伝統的な技術と現代的な品質管理を融合させることで、高品質な日本酒を提供し続けています。地域の食文化と共に発展し、多くの人々に愛される酒蔵として、その歴史を刻み続けています。
酒蔵見学は事前予約制で受け付けており、実際の酒造りの現場を間近で見学することができます。経験豊富な蔵人による丁寧な説明を聞きながら、日本酒造りの奥深さと伝統技術を体感できます。見学後は試飲コーナーで季節の限定酒を含む数種類の日本酒をお楽しみいただけ、直売所では蔵元限定の特別な商品もご購入いただけます。
長年にわたって伝統的な酒造技術を継承し、品質の高い日本酒を製造しています。代表銘柄「桃の滴」は40年以上にわたって京都を中心に愛され続けており、2024年には純米大吟醸、純米吟醸、純米酒のシリーズとしてリニューアルされました。酒造場の建物群は2007年に経済産業省の近代化産業遺産「伏見の日本酒醸造関連遺産」に認定され、2008年には国の登録有形文化財に登録されるなど、その歴史的価値も高く評価されています。
〒612-8205 京都市伏見区横大路三栖大黒町7