1860年(万延元年)創業の東京都府中市に所在する老舗酒造。大國魂神社のほど近く、府中街道と旧甲州街道の交差点に位置する。代表銘柄「國府鶴(こうづる)」で知られ、府中がその昔国庁の所在地「国府」であったことと、縁起の良い鳥「鶴」を組み合わせて命名された。一度休止期間を経たが、酒蔵を全面改築し2024年に約40年ぶりとなる自社醸造を再開。自社の井戸水を使用し、地元素材にこだわった「武蔵国テロワール」をコンセプトに掲げ、上品でキレの良い淡麗旨口の酒造りを行っている。
1860年(万延元年)に府中市宮西町で創業した160年以上の歴史を持つ老舗酒造。府中は古代から武蔵国の国府として栄えた歴史ある土地で、その地名に因んで「國府鶴」と命名された代表銘柄を長年製造してきた。一時期酒造りを休止していたが、伝統と革新を融合させた新しい酒造りを目指して蔵を全面改築し、2024年に約40年ぶりとなる自社醸造を再開した。再開にあたっては武蔵国の風土を活かした「武蔵国テロワール」をコンセプトに掲げ、地元の素材と自社井戸水を活用した地域密着型の酒造りに取り組んでいる。現在は伝統的な銘柄に加え、大國魂神社の例大祭に因んだ「くらやみ祭り」なども醸造している。都府の地で、長年にわたり地域に根ざした酒造りを続け、伝統的な技術と現代的な品質管理を融合させることで、高品質な日本酒を提供し続けています。地域の食文化と共に発展し、多くの人々に愛される酒蔵として、その歴史を刻み続けています。
酒蔵見学は事前予約制で受け付けており、実際の酒造りの現場を間近で見学することができます。経験豊富な蔵人による丁寧な説明を聞きながら、日本酒造りの奥深さと伝統技術を体感できます。見学後は試飲コーナーで季節の限定酒を含む数種類の日本酒をお楽しみいただけ、直売所では蔵元限定の特別な商品もご購入いただけます。
合名会社野口酒造店は品質への妥協なき追求により、各種品評会において優秀な成績を収めています。全国新酒鑑評会への継続的な出品により技術の研鑽を重ね、地域の日本酒品評会でも高い評価を得ています。伝統的な技術と現代的な品質管理を融合させることで、安定した高品質な日本酒を提供し続け、地域の日本酒文化の発展に大きく貢献している蔵元です。
東京都府中市宮西町4-2