1657年、酒株制度以前から酒造りを開始した360年以上の歴史を誇る京都伏見の老舗酒蔵。宇治川の沿岸で船宿を営んでいた鮪屋四郎兵衛が酒造りを始めたのが始まりで、明治43年(1910年)に10代目北川三右衛門が中国の漢詩から「富此翁」を見つけ、酒銘を「富翁」と命名した。「富」は精神的な富を指し「心の豊かな人は、晚年になって幸せになる」という美しい意味が込められている。伏見の名水で仕込んだ伝統の「富翁」は、全国新酒鑑評会でこれまでに21回の金賞を受賞し、数多くの目利きの集まる伏見の酒蔵の中でも高品質な日本酒を醸造する蓋元として知られている。
長年にわたり地域に根ざした酒造りを続けている歴史ある酒蔵です。都府の地で、長年にわたり地域に根ざした酒造りを続け、伝統的な技術と現代的な品質管理を融合させることで、高品質な日本酒を提供し続けています。地域の食文化と共に発展し、多くの人々に愛される酒蔵として、その歴史を刻み続けています。
京都伏見の酒どころで360年以上の歴史を持つ北川本家では、毎年春に「新酒祭」を開催しています。イベントでは限定の日本酒の試飲や、生酒の特別販売(500本限定)、地元特産品の販売が行われます。また、大手町通りにある直営店「おきな屋」では、量り売りの日本酒や指したての米など、他では味わえない新鮮な日本酒をお楽しみいただけます。伏見の名水で仕込んだ伝統の「富翁」を是非ご賞味ください。営業時間は10:00~19:00、火曜定休です。
北川本家は明治43年(1910年)から「富翁」の銘柄で親しまれ、全国新酒鑑評会ではこれまでに21回の金賞を受賞しています。初出品は1983年で、その後、2003年、2005年、2006年、2007年、2009年、2011年、2013年、2014年、2015年、2016年など、数多くの年度で金賞を獲得。伝統的な酒造りの技術を守りながら、現代の設備や技術を積極的に取り入れ、酒造りは人造りという信念のもと、縁を大切にしながら真に価値ある日本酒を提供し続けています。「富」は精神的な豊かさを指し、「心の豊かな人は晩年になって幸せになる」という意味が込められています。