1767年(明和4年)に創業し、当初は酒の卸し業や旅館業を営んでいた老舗酒蔵。本格的な酒造業は明治中期から開始した。2006年からはアルコール添加を一切行わない全量純米仕込みを実施し、新潟県産米と越後菅名岳の天然水を使用して高品質な日本酒を醸造している。新潟駅から徒歩15分という立地の良さから、年間3万人を超える見学者が訪れる観光酒蔵としても人気を博している。現在の蔵は明治32年に建設された歴史的建造物で、沼垂地区という酒造りに適した水と港への好アクセスを活かした立地に位置する。
明和4年(1767年)に沼垂(ぬったり)の地で創業。江戸時代後期から明治初期にかけて北前船が頻繁に寄港していた新潟港に近い立地を活かし、当初は酒の卸し業や旅館業、飲食業を営んでいた。本格的な酒造業への転換は明治中期のことで、現在の蔵は明治32年に建設され、近くにあった新発田藩の米蔵跡地を利用している。昭和26年に株式会社として法人化。平成18年(2006年)からは品質向上を追求し、アルコール添加を一切行わない全量純米仕込みを開始。より良い水を求めて越後菅名岳の天然水を運んで使用するなど、伝統を守りながらも革新的な取り組みを続けている。現在の代表取締役社長は岡田融氏が務め、'発酵'をキーワードに新しい日本酒の楽しみ方を提案している。
新潟駅から徒歩約15分という新潟市内で最もアクセスの良い酒蔵として、酒蔵見学を積極的に実施している。蔵元や蔵人が丁寧に案内する見学ツアーでは、明治32年建設の歴史ある蔵の中で酒造りの工程を詳しく学べる。見学後にはテイスティングルームで代表銘柄の試飲ができ、併設の直売店では限定品を含む様々な商品を購入可能。年間3万人を超える見学者が訪れ、2017年には旅行口コミサイト・トリップアドバイザーの新潟市観光ランキング1位を獲得した。全量純米仕込みの酒造りと越後菅名岳の天然水を使った製造工程を間近で体験できる貴重な機会として、国内外の観光客から高い評価を得ている。
2017年度には年間酒蔵見学者数が3万人を超え、旅行口コミサイト・トリップアドバイザーの新潟市観光ランキングで1位を獲得した。また、独創的なデザインの錦鯉KOIシリーズはグッドデザイン賞を受賞するなど、酒質だけでなく商品デザインでも高い評価を得ている。2006年から開始した全量純米仕込みは新潟県内でも先進的な取り組みとして注目され、伝統と革新を両立した酒造りで業界内での評価を確立している。
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