1868年(明治元年)、日本百名山・巻機山(1,967m)の麓で創業。希少な酒米「一本〆」を多用し、全量扁平精米を行う。「高千代」「たかちよ」「巻機」の3ブランドで、食中酒から果実様の味わいまで幅広く展開。
明治3年(1871年)に南魚沼郡塩沢町(現在の南魚沼市)で創業し、150年以上の歴史を誇る老舗酒蔵。昭和31年(1956年)に法人として高千代酒造株式会社を設立した。巻機山麓という恵まれた自然環境を活かし、地下80メートルからくみ上げる軟水と、希少な酒米「一本〆」の原種を管理・栽培する独自の取り組みで知られる。8軒の契約農家と協力して杜氏・副杜氏も含めて酒米づくりから一貫して品質管理を行い、全量を自社で扁平精米する徹底したこだわりを貫いている。現在は高橋マサエ代表取締役社長のもと、伝統的な酒造りと革新的な取り組みを両立させ、『高千代』『たかちよ』『巻機』の3ブランドで多様な日本酒ファンのニーズに応えている。2017年には優秀味覚賞を受賞するなど、品質面でも高い評価を獲得している。
年間を通じて様々な体験イベントを開催している。4月の蔵開き、5月の五月まつりと田植え体験、8月の巻機山奉納登山、9月の酒米稲刈り体験など、酒造りの工程や地域の自然を体験できるプログラムが充実。巻機山の麓という立地を活かし、日本百名山・巻機山の登山と合わせて酒蔵を訪れる観光客も多い。また、ナチュラルミネラルウォーター『巻機円水』も製造・販売しており、酒造りに使用する軟水の品質の高さを実感できる。契約農家と連携した田植えや稲刈り体験は、酒造りの原点である米作りから参加できる貴重な機会として人気を集めている。
2017年に優秀味覚賞を受賞し、品質の高さが公式に認められている。希少な酒米『一本〆』の原種管理と全量扁平精米による独自の製造技術は業界でも注目され、新潟県内の酒蔵としては珍しい完全自社精米体制を確立している。また、8軒の契約農家との連携による一貫した品質管理体制は、『地域密着型酒造り』の模範例として評価されている。『高千代』『たかちよ』『巻機』の3ブランド展開により、食中酒から果実様の味わいまで幅広いニーズに対応し、多様な日本酒愛好家から支持を獲得している。
〒949-6545 新潟県南魚沼市長崎328-1
Téléphone: 情報なし