八ヶ岳の麓で、日本名水百選の三分一湧水を使用した酒造りを行う小規模酒蔵。年間約100石(約8,000本)という日本で最も小さな酒蔵の一つ。東京農業大学で分離された花酵母、特にバラの花から採れたつるばら酵母を使用し、華やかで優しい香りの日本酒を造る。GI YAMANASHI認証品も製造。
1865年(慶応元年)、初代清水武左衛門により創業。「武の井」の名は、創業者の「武」と八ヶ岳の地下水が湧き出る「井戸」に由来。国内でも有数の親族のみで経営する小さな酒蔵で、家族経営で伝統を守り続けている。2007年に新ブランド「青煌」を立ち上げ、八ヶ岳の名水とバラの花から採れた花酵母(つるばら酵母)を使用し、手間暇掛けて造りだす味わいに拘った日本酒造りに挑戦。現在は東京農大醸造学科で酒造りを学んだ清水紘一郎氏が杜氏として活躍。青煌ブランドでは酵母をつるばら酵母一つにしぼり、酵母を統一して酒質の方向性を定め、クラス別に全国の酒米違いの飲み比べを冷酒で楽しめるラインナップを製造している。
営業時間は9:00〜17:00(日曜・1月1日〜3日休業)。駐車場あり。観光客への対応可能で、期間限定の花酵母を使った日本酒の試飲や購入ができます。JR長坂駅からタクシー15分、中央道長坂ICまたは須玉ICから車で10分のアクセスです。
2018年・2019年にCraft Sake Weekに参加。2019年には羽田空港ANAラウンジでの日本酒提供実績あり。東京農業大学で分離された花酵母(つるばら、桜、コスモス、ヒマワリ、椒花など)を使用した独自の酒造りが業界から注目されている。「青煙」ブランドや「四季シリーズ」などの限定商品で全国の日本酒ファンから高い評価を得ている。
山梨県北杜市高根町粕輪1450