東の麓酒造は〒992-0472 山形県南陽市宮内2557で伝統的な酒造りを行う蔵元です。地域の特色を活かし、地域の気候風土を最大限に活かした酒造りを特徴としています。厳選された原料米と清らかな仕込み水を用い、熟練の技により米の旨みを最大限に引き出す醸造を心がけています。食中酒として料理との調和を大切にし、地元の食文化と密接に結びついた味わいを追求し続けています。
東の麓酒造は1896年(明治29年)、江戸時代に米沢藩主より特権を得た坂田屋理右衛門から酒造部門を譲り受けた六代目当主栄次により、山形県南陽市の伊勢熊野大社の麓に創業しました。吾妻連峰に面した置賜盆地の清澄な空気と厳しい冬の寒さ、清冽で豊富な伏流水という酒造りに最適な環境で、「飲む人の心を満たす酒」を理念に掲げて醸造を続けてきました。杜氏の今正志氏のもと、全国新酒鑑評会で10年連続金賞という快挙を達成。特に山形県が開発した酒造好適米「雪女神」を使用した純米大吟醸は2年連続金賞を受賞するなど、高い技術力を誇ります。東北芸術工科大学とのコラボレーションによる「山の形」など、伝統を守りながら新たな挑戦も続け、地元の米と水にこだわった手造りの酒造りで、置賜の風土を表現しています。代表銘柄「東の麓」のほか、「龍龍龍龍(テツ)」「つや姫なんどでも」など、個性豊かな酒を醸造しています。長年にわたり地域に根ざした酒造りを続け、伝統的な技術と現代的な品質管理を融合させることで、高品質な日本酒を提供し続けています。地域の食文化と共に発展し、多くの人々に愛される酒蔵として、その歴史を刻み続けています。
酒蔵見学は事前予約制で受け付けており、実際の酒造りの現場を間近で見学することができます。経験豊富な蔵人による丁寧な説明を聞きながら、日本酒造りの奥深さと伝統技術を体感できます。見学後は試飲コーナーで季節の限定酒を含む数種類の日本酒をお楽しみいただけ、直売所では蔵元限定の特別な商品もご購入いただけます。
東の麓酒造は品質への妥協なき追求により、各種品評会において優秀な成績を収めています。全国新酒鑑評会への継続的な出品により技術の研鑽を重ね、地域の日本酒品評会でも高い評価を得ています。伝統的な技術と現代的な品質管理を融合させることで、安定した高品質な日本酒を提供し続け、地域の日本酒文化の発展に大きく貢献している蔵元です。
〒992-0472 山形県南陽市宮内2557