富久千代酒造有限会社は〒849-1311 佐賀県鹿島市浜町1244-1で伝統的な酒造りを行う蔵元です。地域の特色を活かし、地域の気候風土を最大限に活かした酒造りを特徴としています。厳選された原料米と清らかな仕込み水を用い、熟練の技により米の旨みを最大限に引き出す醸造を心がけています。食中酒として料理との調和を大切にし、地元の食文化と密接に結びついた味わいを追求し続けています。
大正時代末期に創業した富久千代酒造は、当初「盛寿」という名で肥前浜宿の地で酒造りを始めました。戦時下の企業整備や戦後復興を経て、「千代に富み栄え、福をもたらす」との願いを込めて「富久千代」に改名。転機は1987年に3代目となった飯盛直喜氏の時代に訪れます。1990年代半ば、酒類販売免許の規制緩和により量販店との競争が激化する中、飯盛氏は地元の若手酒販店主4名と共に3年かけて新ブランドを開発。1998年、公募により選ばれ、鍋島家の末裔から許可を得た「鍋島」が誕生しました。「佐賀・九州を代表する地酒から日本を代表する地酒へ」という志のもと、年間わずか400石という少量生産にこだわり、完全手造りで最高品質を追求。2002年には東京国際日本酒フェスティバルで純米酒部門1位、2003年から全国新酒鑑評会で7年連続金賞を受賞。そして2011年、世界最大規模のワインコンペティションであるインターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)のSAKE部門で「鍋島 大吟醸」がチャンピオン酒に輝き、世界一の栄冠を獲得しました。この快挙により世界中から注目を集め、入手困難なプレミアム日本酒として知られるように。2021年には築200年の歴史的建造物を改装した酒蔵オーベルジュ「御宿 富久千代」を開業。国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された肥前浜宿で、伝統と革新が融合した唯一無二の酒造りを続けています。
一般酒蔵見学は実施していないが、2021年開業の酒蔵オーベルジュ「御宿 富久千代」宿泊者限定で通常非公開の酒蔵見学が可能。築200年の伝統的町家を改装した1日1組限定(最大4名)の特別宿泊施設で、杜氏による酒造工程の解説付き見学を実施。併設レストラン「草庵 鍋島」では佐賀県産食材を中心とした懐石料理と「鍋島」各種のペアリングコース(12品)を提供。宿泊者は専用酒器で限定酒の試飲体験、蔵限定商品の購入(1人3本まで)も可能。2025年には隈研吾氏設計の新施設「オーベルジュFuku」と別邸「とと」もオープン。国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された肥前浜宿の歴史的街並みの中で、世界最高峰の日本酒「鍋島」を堪能できる唯一無二の酒造り文化体験を提供。
2011年のIWC(インターナショナルワインチャレンジ)SAKE部門で『鍋島 大吟醸』がチャンピオン酒(世界一)に輝いた最高の栄誉を持つ。2002年に第14回東京国際日本酒フェスティバル純米酒部門で第1位を獲得し、2003年から2009年まで全国新酒鑑評会で7年連続金賞受賞という偉業を達成。年間わずか400石の小さな蔵元でありながら世界最高峰の評価を獲得し、品質第一の酒造りが国際的に認められた。正規特約店制度による限定流通により希少価値も高く、日本酒愛好家の間で最も入手困難なプレミアム銘柄の一つとして知られている。
〒849-1311 佐賀県鹿島市浜町1244-1