日本有数の山田錦産地である糸島市に位置し、1855年(安政2年)創業。「山田錦の田圃に囲まれた酒蔵」という地の利に恵まれ、1989年から地元産米での酒造りを開始。「田中六五」(田んぼの真中の意)を代表銘柄とし、木槽に重石を使用する伝統的なハネ木搾りを守る全国でも稀少な蔵元。
安政2年(1855年)、江戸時代後期に創業。現在は8代目の田中克典氏が当主を務める。糸島は山田錦の最適栽培地として選定され、努力により一大産地に成長。平成元年(1989年)から地元糸島産山田錦での酒造りを開始した。
酒蔵見学の受け付けは行っておらず、販売のみ対応しています。平日9:00~17:00、土日祝日は10:00~16:00に営業しています。JR筑肥線筑前前原駅からバス10分、西九州道前原ICから車3分とアクセス良好です。白糸の滝の下流に位置し、江戸時代から続く「ハネ木搮り」という珍しい伝統的な酒造り手法を間近で感じられることができます。
代表銘構『田中六五』は全国的に高い評価を受け、さまざまな酒類コンペティションで受賞しています。糸島産山田錦100%で精米率65%という伝統的な手法で作られた酒質が、「究極の普通」というコンセプトで日常的に飲み続けられる日本酒として注目されています。江戸時代から続くハネ木搮りという全長8メートルの木材を使用した伝統的な手法は、現在では全国でも数えるほどしか存在しない貴重な技術として文化的価値とともに評価されています。
福岡県糸島市本1986