杉田酒造株式会社

明治6年（1873年）、新潟県中越出身の杉田房吉が栃木県小山市の現在地で良水を得て酒造業を始めて以来、152年にわたり酒造りを続けてきました。初代から続く『造りは手間を惜しまず』という精神は現在、5代目当主・杉田一典にも受け継がれ、伝統的な佐瀬式槽搮り手法を用いた丁寧な酒造りを実践しています。代表銘柄『雄東正宗』は、当初『優等正宗』という銘柄でしたが、関東信越国税局鑑評会で当時の税務署長より『関東の雄となれ』といわれ、現在の『雄東正宗』となりました。近年は特に希少な復活米『強力』への取り組みにより注目を集めています。『強力』米は酒造用、食用に鳥取県で主に栽培されていた品種ですが、栽埵が難しくしばらく姿を消していました。その『強力』米をわずか五粒の種籾から有機栽培で時間をかけて増やしていき形にし、『発光路強力』という限定酒を誕生させました。また、小山市統一ブランド『小山評定』シリーズでは、地元栃木県産『夢ささら』を使用し、地域と連携した酒造りにも積極的に取り組んでいます。

杉田酒造での酒蔵見学についての詳細な情報は公式サイトでは公開されておりませんが、明治6年創業の歴史ある酒蔵で、伝統的な佐瀬式槽搮り手法を用いた酒造りを行っていることから、見学を実施している可能性があります。特に希少な復活米『強力』を用いた『発光路強力』の製造過程や、小山市統一ブランド『小山評定』シリーズの地元産米を使った酒造りのこだわりをご覧いただけるかもしれません。見学の可否や予約方法については、事前に電話でのお問い合わせをお勧めいたします。