明治30年(1897年)に創業した124年の歴史を持つ酒蔵で、現在は5代目が経営を継いでいます。主要銘柄「紬美人」は常総市の伝統工芸である結城紬にちなんで命名され、地元契約農家の山田錦と筑波山の軟水である岩井湧水を使用しています。フランスの日本酒コンテスト「KURA MASTER」で純米部門最高賞のプラチナ賞を受賞するなど、国際的にも高く評価されています。関東東北地震や鬼怒川水害といった困難を乗り越え、芳醇な香りと米の旨味、絹のようになめらかな口当たりが特徴の濃醇旨口の酒造りを追求しています。
明治30年(1897年)に創業し、124年にわたって酒造りを続けてきた歴史ある蔵元です。現在は5代目が経営を継いでおり、代々受け継がれた技術と精神を大切にしています。10年前の関東東北地震では蔵の一部が損壊し、5年前の鬼怒川氾濫では1.5mまで冠水する大きな被害を受けましたが、地域の皆様や全国からのボランティアの支えを得て復興を果たしました。困難を乗り越える中で技術の研鑽を重ね、2017年にはフランスの「KURA MASTER」で純米部門最高賞のプラチナ賞を受賞するなど、国際的な評価を得ています。県の地で、長年にわたり地域に根ざした酒造りを続け、伝統的な技術と現代的な品質管理を融合させることで、高品質な日本酒を提供し続けています。地域の食文化と共に発展し、多くの人々に愛される酒蔵として、その歴史を刻み続けています。
筑波山を望む田園地帯に位置し、日本で2番目に高い豊田城の近くにある蔵元では、酒造り体験ツアーを実施しています。約200項目をチェックする丁寧な酒造りの現場を見学でき、発酵タンクの温度管理など品質向上のための取り組みを学ぶことができます。2017年にオープンしたカジュアルフレンチレストラン「BRASSERIE JOZO(ブラスリージョゾ)」では、地元食材と日本酒のペアリングを楽しめ、食品ブランド「つむぎ野」の奈良漬や揚げおかき、ジャムなども購入できます。
2017年にフランスで開催された日本酒コンテスト「KURA MASTER」で純米部門最高賞のプラチナ賞を受賞し、国際的な評価を獲得しました。特に「紬美人 グラン純米吟醸」は茨城県産山田錦と茨城県オリジナル310酵母を使用した代表作として高く評価されています。発酵タンクの温度を15度以下に保つ徹底した温度管理と、約200項目にわたる品質チェックにより、雑味の少ないなめらかな味わいを実現し、災害からの復興を経て更なる品質向上を達成している蔵元として注目されています。
茨城県常総市本石下2052