梅美人酒造株式会社

梅美人酒造の歴史は1916年（大正5年）に創業者の上田梅一氏によって始まりました。八幡浜市は明治期には「伊予の大阪」と呼ばれるほど商業が栄えた地域で、酒造業も盛んでした。創業当初から品質の高い酒造りにこだわり、愛媛県でも有数の石高を誇る蔵元として成長してきました。現在まで5代にわたって家業を継承し、伝統的な日本酒造りの技術を守りながらも、時代に合わせて新しい商品開発にも取り組んでいます。敷地内には4ヶ所の建物が国の登録有形文化財に指定されており、歴史的価値の高い酒蔵として地域の文化遺産の保護にも貢献しています。現在の代表取締役である5代目上田英樹氏のもと、伝統と革新を融合させた酒造りを続け、2024年にはえひめ香る地酒プロジェクトでグッドデザイン賞を受賞するなど、その取り組みが高く評価されています。

酒蔵見学については、事前予約制で実施しています。見学時間は9:00から17:00までで、日曜日は要予約となっています。見学料は無料で、30台収容可能な駐車場も完備されています。敷地内の4つの建物が国の登録有形文化財に指定されており、歴史的な価値のある建物を見学することができます。酒造りの工程や設備の見学、梅美人酒造の歴史について学ぶことができ、試飲も可能です。また、併設された直売店では、清酒「鷹雄」「梅美人」をはじめ、焼酎、リキュール、クラフトジンなどの自社製品を購入することができます。見学希望の方は事前にお電話での予約をお勧めします。