1883年(明治16年)創業、「倭小槌」を醸造。軟水と地元稲美町の米を使用し、全国新酒鑑評会で11回金賞受賞。5代目井澤孝泰のもと伝統的手造りを実践。県指定景観形成重要建造物の蔵は、138年の歴史を経て2021年11月に廃業。
1883年稲美町で創業。2005年「いなみブランド」認定。平成時代に5代目が「品質第一」の理念で伝統的手造りに回帰。軟水による低温長期発酵で、こくがありまろやかな味わいの酒を醸造。2021年11月、蔵元逝去により138年の歴史に幕。県の地で、長年にわたり地域に根ざした酒造りを続け、伝統的な技術と現代的な品質管理を融合させることで、高品質な日本酒を提供し続けています。地域の食文化と共に発展し、多くの人々に愛される酒蔵として、その歴史を刻み続けています。
酒蔵見学は事前予約制で受け付けており、実際の酒造りの現場を間近で見学することができます。経験豊富な蔵人による丁寧な説明を聞きながら、日本酒造りの奥深さと伝統技術を体感できます。見学後は試飲コーナーで季節の限定酒を含む数種類の日本酒をお楽しみいただけ、直売所では蔵元限定の特別な商品もご購入いただけます。
井澤本家は品質への妥協なき追求により、各種品評会において優秀な成績を収めています。全国新酒鑑評会への継続的な出品により技術の研鑽を重ね、地域の日本酒品評会でも高い評価を得ています。伝統的な技術と現代的な品質管理を融合させることで、安定した高品質な日本酒を提供し続け、地域の日本酒文化の発展に大きく貢献している蔵元です。