結城酒造は安政年間(1854年-1860年)に創業した400年以上の歴史を持つ茨城県結城市の老舗酒蔵です。浦里美智子杜氏は2019年に常陸杜氏の認定を受けた初の女性杜氏として知られ、代表銘柄『結ゆい』『富久福』を手がけています。鬼怒川水系の地下水と寒造りを活用した酒造りが特徴で、江戸時代末期の蔵とレンガ造りの煙突は国の有形文化財に登録されています。2022年5月に発生した火災により主要な蔵が焼失しましたが、現在は来福酒造や道産子蔵で醸造を継続し、復興に向けて歩みを続けています。筑波山や偕楽園などの茨城県の観光名所を訪れる多くの方に愛され続けている歴史ある酒蔵です。
結城酒造は安政年間(1854年-1860年)、関東の小京都と呼ばれる結城の地で創業した歴史ある酒蔵です。浦里家が1859年(安政6年)の酒造鑑札を保管しており、江戸時代末期建築の蔵は国の有形文化財に登録されていました。鬼怒川水系の清らかな地下水と茨城の寒冷で乾燥した気候を活かし、『寒造り』による丁寧な酒造りを続けてきました。2019年、浦里美智子氏が常陸杜氏として認定された初の女性杜氏となり、伝統を守りながら革新的な酒造りにも挑戦。代表銘柄『結ゆい』は地域との結びつきを大切にする想いが込められています。2022年5月11日に発生した火災により、有形文化財指定の安政蔵と新蔵が焼失する大きな被害を受けましたが、日本酒業界や地域の支援を受け、現在は来福酒造や道産子蔵での醸造委託により酒造りを継続。『結城酒造再び』の合言葉のもと、復興に向けて力強く歩み続けている不屈の精神を持つ酒蔵です。
結城酒造は2022年の火災により蔵見学は現在休止中ですが、復興に向けた取り組みの様子は公式ウェブサイトやSNSで発信されています。復旧が完了すれば、江戸時代から続く伝統的な酒造りの歴史と、女性杜氏による革新的な取り組みを学ぶことができる貴重な見学体験が再開される予定です。現在も日本全国の酒店やレストランで『結ゆい』『富久福』を味わうことができ、復興支援としてご購入いただくことで歴史ある酒蔵の再建を応援していただけます。
浦里美智子杜氏は2019年に常陸杜氏として認定された茨城県初の女性杜氏として業界で注目を集めています。代表銘柄『結ゆい』は雄町米を中心に使用した品質の高い酒として評価され、『富久福』とともに全国新酒鑑評会でも着実に評価を収めています。2022年の火災という困難を乗り越えながらも酒造りを継続する姿勢は、日本酒業界内外から大きな支援と共感を得ており、復興への取り組みが各メディアで取り上げられています。歴史と伝統を守りながら女性杜氏による革新的な酒造りで、茨城県の酒造文化の発展に貢献し続けています。
茨城県結城市結城1589