清水屋酒造有限会社

清水屋酒造は1873年（明治6年）に群馬県館林市で創業された歴史ある酒蔵です。明治から昭和にかけて地域に根ざした酒造りを続けてきましたが、1985年に一度生産を停止することとなりました。しかし、2010年11月、6代目当主の強い意志と情熱により25年ぶりに酒造りを再開。日本最小規模の酒蔵として新たなスタートを切りました。復活にあたっては、従来の大量生産とは一線を画し、全量純米造り、600kg以下の小仕込み、最長34日間の長期低温発酵という独自の製法を確立。さらに、日本酒業界では珍しいワインボトルにコルク栓を使用したヴィンテージ日本酒というコンセプトを導入しました。無濾過生貯蔵（瓶詰め時のみ火入れ）により、長期熟成が可能な深い味わいの日本酒を生産し、小さな蔵だからこそ実現できる丁寧な酒造りで日本酒愛好家から高い評価を得ています。2020年醸造年度からは群馬県の農業技術センターと連携し、群馬県産米『舞風』を使用した新ブランド『清水』も展開しています。

清水屋酒造では日本最小規模の酒蔵として、少人数での酒蔵見学を実施しています。ワインボトルにコルク栓を使用したヴィンテージ日本酒の独特な製造工程や、600kg以下の小仕込み、最長34日間の長期低温発酵の様子を間近で見学できます。代表銘柄『榮萬寿』の試飲も可能で、無濾過生貯蔵による深い味わいを体験していただけます。見学は事前予約制となっておりますので、お電話にてお問い合わせください。