Brasseries de Saké Japonais

千葉県鴨川市に位置する酒蔵で、『秀でた酒を楽しく』という理念のもと設立された。房総鴨川地域の最高の清水を求めて立地を選定し、代表銘柄『秀楽』で知られる。南房総の海と山に囲まれた豊かな自然環境と良質な水源を活かした酒造りを行っている。鴨川市の海岸地域に位置し、温和な気候と清浄な水を活かした品質の高い日本酒の製造に取り組んでいる。地元の食材との組み合わせを意識した酒造りを心がけ、地域の食文化に貢献している。

寛政5年（1793年）创業の230年以上の歴史を持つ老舗酒蔵。代表銘柄『東魁盛』『東魁』で知られ、「酒造りは米作りから」をモットーに自社田で酒造好適米「五百万石」を栽培。酒蔵の隣には「ソムリエハウス酒匠の館」を運営し、酒蔵見学や日本酒と料理のペアリング体験を提供している。

寺田本家は千葉県香取郡神崎町神崎本宿1964で伝統的な酒造りを行う蔵元です。地域の特色を活かし、地域の気候風土を最大限に活かした酒造りを特徴としています。厳選された原料米と清らかな仕込み水を用い、熟練の技により米の旨みを最大限に引き出す醸造を心がけています。食中酒として料理との調和を大切にし、地元の食文化と密接に結びついた味わいを追求し続けています。

文政8年（1825年）初業の200年近い歴史を持つ老舗酒蔵。代表銘柄『東薫』で知られ、水郷佐原の清らかな水と厄選した米を使用した酒造りを行っている。現在の杜氏は熊谷茂夫氏で、『全国新酒鑑評会』で金賞を計18回受賞している。伝統的な手造り手法を守りながら、現代の営好に合う酒質を追求し続けている。

天明年間（1781～1788年）初期に創業した、240年以上の歴史を持つ老舗酒蔵。当主は17代目で、代表銘柄『大多喜城』は徳川四天王の一人本多忠勝が建設した大多喜城にちなんで名付けられた。主屋やその他の建物の一部が国の有形文化財に登録されており、伝統的な酒造りと武士の街の風情を今に伝えている。

千葉県山武市に位置し、『地元のお客様の幸せな食卓に自然と並ぶお酒』を理念とする酒蔵。千葉県産米で地産地消の酒造りを実践し、九十九里平野の豊かな自然環境の中で高品質な日常酒の提供を心がけている。代表銘柄『梅一輪』は地域に根ざした味わいで親しまれており、大吟醸から普通酒まで幅広い商品を展開。作り手の思いやぬくもりを大切にし、千葉県の食文化に寄り添う酒造りを続けている。地元の米を活かした地産地消の取り組みは、地域農業との連携も深め、持続可能な酒造りを実現している。

1874年（明治7年）創業の千葉県富津市竹岡地区に所在する老舗酒造。もともと「池田酒店」として営業していたが、2006年に江戸末期創業の君津市「原本家」と合併し、和蔵酒造株式会社となった。現在は竹岡蔵と貞元蔵の2つの蔵で製造を分担。代表銘柄「聖泉」は上総掘りの深井戸から泉のように湧き出る清水で仕込まれることから命名。千葉の美味しい海の幸、山の幸の味わいを引き立てる「包容力のある酒」を醸すことをコンセプトとし、決して自己主張しすぎず千葉の恵みの味わいを引き立てる酒造りに取り組んでいる。

明治初期創業の千葉県君津市愛宕地区に所在する老舗酒造。名水の里として有名な久留里の西方、山里にひっそりと佇む小さな酒蔵。代表銘柄「飛鶴（とびつる）」で知られる。敷地内の井戸から汲み上げる愛宕山麓の名水を仕込み水に使用し、酒米の9割は地元千葉県産を使用している地域密着型の蔵元。すべてのお酒に酒槽を使う「槽搾り」を採用し、醪を小さな酒袋に入れて弱い圧力で搾る伝統的な手造りにこだわっている。

千代の亀酒造株式会社は〒795-0303 愛媛県喜多郡内子町平岡甲1294-1で伝統的な酒造りを行う蔵元です。地域の特色を活かし、地域の気候風土を最大限に活かした酒造りを特徴としています。厳選された原料米と清らかな仕込み水を用い、熟練の技により米の旨みを最大限に引き出す醸造を心がけています。食中酒として料理との調和を大切にし、地元の食文化と密接に結びついた味わいを追求し続けています。

大正5年創業の久万高原に位置する酒蔵。標高1000メートルの高原地帯の清冽な水と冷涼な気候を活かし、「雪娘」ブランドを中心に地元愛媛の米を使用した酒造りを続けている。少量生産で丁寧な手造りにこだわり、地元で愛される酒を目指している。

愛媛県松山市溝辺町に位置し、120年以上の歴史を持つ蔵元。『酒を子育てのように育てる』という造り手の想いを大切に、全国新酒鑑評会で金賞を受賞するなど高品質な日本酒、リキュール、梅酒を製造。大型冷蔵設備を備え、品質管理に注力している。

協和酒造株式会社は愛媛県伊予郡砌部町大南400番地で伝統的な酒造りを行う蔵元です。地域の特色を活かし、地域の気候風土を最大限に活かした酒造りを特徴としています。厳選された原料米と清らかな仕込み水を用い、熟練の技により米の旨みを最大限に引き出す醸造を心がけています。食中酒として料理との調和を大切にし、地元の食文化と密接に結びついた味わいを追求し続けています。

石鉄酒造株式会社は〒793-0073 愛媛県西条市氷見丙402-3で伝統的な酒造りを行う蔵元です。地域の特色を活かし、地域の気候風土を最大限に活かした酒造りを特徴としています。厳選された原料米と清らかな仕込み水を用い、熟練の技により米の旨みを最大限に引き出す醸造を心がけています。食中酒として料理との調和を大切にし、地元の食文化と密接に結びついた味わいを追求し続けています。

愛媛県伊予郡砣部町に位置する明治5年（1872年）創業の蔵元。『お客様の意見を重視』をモットーに、平成3年から4代目当主のもと家族中心の酒造りを行う。石鉄山系の地下水を使用し、松山三井を中心とした県内産米で手造り自然醸造を実践。主要銘柄は「かち鶴」「いよ娘」。

新居浜市唯一の酒蔵。明治11年（1878年）創業、5代目当主が蔵元杜氏として少量生産を行う。『つづら淵』近くの地下110mから汲み上げる軟水を使用し、地元産米にこだわった酒造り。主要銘柄は「華姫桜」。愛媛県唯一の女性杜氏も在籍。

文禄元年（1592年）創業の老舗酒造で、愛媛県内でも有数の水どころの宇和島市で400年以上にわたり酒類の製造・販売を手掛けています。1971年に南予地方の酒造会社3社が合併し名門酒造株式会社を設立しました。代表銘柄は地元の伝統的な祭りで引かれる山車「牛鬼」にちなんで命名した「うしおに」で、県内でも有数の水どころである愛南町・御荘地区の水を使用した酒造りを行っています。

水口酒造株式会社は〒790-0848 愛媛県松山市道後喜多町3-23で伝統的な酒造りを行う蔵元です。地域の特色を活かし、地域の気候風土を最大限に活かした酒造りを特徴としています。厳選された原料米と清らかな仕込み水を用い、熟練の技により米の旨みを最大限に引き出す醸造を心がけています。食中酒として料理との調和を大切にし、地元の食文化と密接に結びついた味わいを追求し続けています。

愛媛県西宇和郡伊方町に位置する明治31年（1898年）創業の蔵元。三方を海に囲まれた佐田岬半島で、地元の魚介類に合うやや辛口の酒を醸造。愛媛県産米100％使用し、伊方杜氏の伝統を守る。主要銘柄は「宮の舞」「佐田岬」。

1859年（安政6年）創業の株式会社元見屋酒店は、愛媛県西予市宇和町に位置する歴史ある酒造会社です。創業から160年以上の歴史を持ち、江戸時代後期の建物をそのまま保存しながら酒造りを続けています。前蔵は寛政年間、醸造蔵は安政年間に建てられ、200年を経た現在でも当時の姿を保っています。宇和町卯之町は江戸末期の風情を残す歴史的な町並みで知られており、その中で伝統的な酒造りを続けています。仕込水には近隣の雨山（坪ヶ谷）の湧水を使用し、自家栽培の山田錦をはじめとする良質な米を原料として、愛媛県酵母を使用した品質の高い日本酒「開明」を醸造しています。特に有機栽培の山田錦を使用した純米大吟醸は40%まで精米し、3年以上熟成させた純米酒は香りと味わいに深みのある逸品として評価されています。

寛政5年（1793年）創業の老舗酒造で、四国西南の三間町宮野下にて200年以上にわたり銘酒「虎の尾」を醸造しています。蔵元杜氏の先駆者として、45年もの間、西本氏が銘酒「虎の尾」を造り続けています。糖類を一切入れずに造られており、精米歩合は普通酒でも58％以下で、すべての商品が吟醸酒の精米歩合の基準である60％以下を満たしているのが特徴です。精米比率38％の高精白率で兵庫県産の特等米山田錦を使用し、こだわりの酒造りを行っています。

桜うづまき酒造株式会社は〒799-2424 愛媛県松山市八反地甧71番地で伝統的な酒造りを行う蔵元です。地域の特色を活かし、地域の気候風土を最大限に活かした酒造りを特徴としています。厳選された原料米と清らかな仕込み水を用い、熟練の技により米の旨みを最大限に引き出す醸造を心がけています。食中酒として料理との調和を大切にし、地元の食文化と密接に結びついた味わいを追求し続けています。

成龍酒造株式会社は〒799-1371 愛媛県西条市周布1301-1で伝統的な酒造りを行う蔵元です。地域の特色を活かし、地域の気候風土を最大限に活かした酒造りを特徴としています。厳選された原料米と清らかな仕込み水を用い、熟練の技により米の旨みを最大限に引き出す醸造を心がけています。食中酒として料理との調和を大切にし、地元の食文化と密接に結びついた味わいを追求し続けています。

1916年（大正5年）創業の梅美人酒造は、愛媛県八幡浜市で105年以上の歴史を持つ老舗酒造会社です。創業者の上田梅一氏から始まり、現在は5代目の上田英樹氏が代表を務めています。八幡浜市は明治期には「伊予の大阪」と呼ばれた商業の中心地で、当蔵も愛媛でも有数の石高を誇り、敷地内の4ヶ所の建物が国の登録有形文化財に指定されています。仕込水は霊峰金山出石山の麓の地下30メートルの水脈から引き出される中軟水の井戸水を使用し、冷房蔵や冷蔵制御タンクを完備して品質にこだわった酒造りを行っています。現在では日本酒だけでなく、リキュール、焼酎、クラフトジン、ウイスキーなど幅広い酒類を製造販売しており、地域に根ざした多彩な商品展開を行っています。

梅錦山川株式会社は〒799-0194 愛媛県四国中央市金田町金川14で伝統的な酒造りを行う蔵元です。地域の特色を活かし、地域の気候風土を最大限に活かした酒造りを特徴としています。厳選された原料米と清らかな仕込み水を用い、熟練の技により米の旨みを最大限に引き出す醸造を心がけています。食中酒として料理との調和を大切にし、地元の食文化と密接に結びついた味わいを追求し続けています。

1831年（天保2年）創業の株式会社八木酒造部は、愛媛県今治市に位置する歴史ある酒造会社で、現在は8代目の八木伸樹氏が代表を務めています。創業者の八木治兵衛が出身地に因んで屋号を「丹波屋」とし、その紋である「山丹」と、酒のキレの良さを名刀「正宗」にあやかって「山丹正宗」という銘柄名を付けました。「地元あっての地酒」という理念のもと、愛媛県産の酒米「松山三井」や「しずく媛」を使用し、西日本最高峰の石鎚山や四国山脈からの清らかな伏流水で仕込んでいます。「とにかくきれいな酒」を目指し、徹底した衛生管理と手造りにこだわり、伝統を守りながら常に新しいことにチャレンジする姿勢で酒造りを続けています。2021年からは若手の石田杜氏が酒造りを先導し、新酵母「愛媛さくらひめ酵母」や室町時代の「水もと」製法などにも挑戦しています。

雪雀酒造株式会社は〒799-2434 愛媛県松山市柳原123番地で伝統的な酒造りを行う蔵元です。地域の特色を活かし、地域の気候風土を最大限に活かした酒造りを特徴としています。厳選された原料米と清らかな仕込み水を用い、熟練の技により米の旨みを最大限に引き出す醸造を心がけています。食中酒として料理との調和を大切にし、地元の食文化と密接に結びついた味わいを追求し続けています。

丹生酒造株式会社は1716年（享保元年）創業の福井県内でも最古級の酒蔵で、300年以上の歴史を持ちます。越前町に位置し、近隣の八坂神社の「延命の水」と呼ばれる名水を使用して代表銘柄「飛鳥井（あすかい）」を醸造しています。現在は姉妹経営による体制で、大野市出身の若い杜氏井野尾光博氏が酒造りを担当し、地元福井の酒米と伝統技術を組み合わせた高品質な酒造りを実践しています。

嘉永2年（1849年）創業、170年以上の歴史を持つ福井県の山廃仕込み専門蔵です。昭和後期まで山廃仕込み100%にこだわり続け、現在も伝統的な山廃造りを中心に据えた酒造りを行っています。福井県産米100%を使用し、蔵付き酵母による自然な発酵で生まれる複雑で深い味わいが特徴です。近年は新たな挑戦として、ワイン製法を取り入れたオーク樽熟成酒なども手がけ、伝統と革新を両立させた個性的な日本酒を醸造しています。

畠山酒造は〒919-0131 福井県南条郡南越前町今庄109-14で伝統的な酒造りを行う蔵元です。地域の特色を活かし、地域の気候風土を最大限に活かした酒造りを特徴としています。厳選された原料米と清らかな仕込み水を用い、熟練の技により米の旨みを最大限に引き出す醸造を心がけています。食中酒として料理との調和を大切にし、地元の食文化と密接に結びついた味わいを追求し続けています。

宝暦3年（1753年）創業、260年以上の歴史を持つ福井県坂井市丸岡町の老舗蔵元です。丸岡城主・有馬允純の命により創業し、代々地元丸岡の地で酒造りを続けてきました。代表銘柄「富久駒」は福井県を代表する地酒として親しまれ、「鬼作左」は自社田で栽培した山田錦と地下200mから汲み上げた地下水で仕込んだ純米酒です。福井の米と水にこだわり、本物の福井の地酒造りを目指しています。

舟木酒造合資会社は福井県福井市大和田町46-3-1で伝統的な酒造りを行う蔵元です。地域の特色を活かし、地域の気候風土を最大限に活かした酒造りを特徴としています。厳選された原料米と清らかな仕込み水を用い、熟練の技により米の旨みを最大限に引き出す醸造を心がけています。食中酒として料理との調和を大切にし、地元の食文化と密接に結びついた味わいを追求し続けています。

延宝元年（1673年）創業の老舗蔵元。大野盆地の清冽な名水と越前杜氏の伝統技術で醸される日本酒「源平」は、平家の優雅さを「甘」、源氏の雄々しさを「辛」、両者の激突を「ピン」と表現した独創的な銘柄。料理との調和を重視した淡麗辛口の酒質で知られる。

元禄1697年創業、325年以上の武士を持つ福井県の老舗蔵元です。北国街道の宿場町・今庄の豊かな自然環境と日本有数の豪雪地帯の気候を活かし、経験豊かな能登杜氏の技術で伝統的な酒造りを継続しています。地元福井米と山あいの清洌な地下水を使用し、深いコクときめ細かい味わいの日本酒を醸造しています。代表銘柄「白駒」は福井県産五百万石100%、精米歩合50%の絶妙なバランスで、甚みも辛みも両方を感じさせる特徴的な味わいです。

明治35年（1902年）創業、勝山市唯一の酒蝙として120年以上の伝統を継続しています。「一本義」の名は禅語「第一義諦」に由来し、藩政時代に勝山小笠原藩への献上酒として名付けられた武由緒ある銘柄です。霊峰白山の伏流水と奥越前の豊かな風土を活かし、「ここでしか生まれないもの」というテロワールにこだわった酒造りを実践しています。

宇野酒造場は福井県大野市本町3-4で伝統的な酒造りを行う蔵元です。地域の特色を活かし、地域の気候風土を最大限に活かした酒造りを特徴としています。厳選された原料米と清らかな仕込み水を用い、熟練の技により米の旨みを最大限に引き出す醸造を心がけています。食中酒として料理との調和を大切にし、地元の食文化と密接に結びついた味わいを追求し続けています。

明治42年創業の老舗酒蔵。代々受け継がれた『一にも二にも原料米を吟味すべし』を信条とし、丁寧な酒造りを続けている。平成10年からはクラフトビール『越前福井麦酒』の醸造も開始し、日本酒とビール両方で地域に愛される蔵元として親しまれている。

1804年創業、福井市最古の酒蔵です。第二次世界大戦の空襲と1948年の福井地震という二度の大災害を乗り越えて再建した歴史ある蔵元です。「淡麗旨口」をコンセプトに、福井の風土に合ったすっきりとした辛口の日本酒を醸造しています。代表銘柄「常山 純米 辛口 超」は、1997年の発売以来、男女問わず多くの日本酒愛好家に愛され続けています。　

明和年間創業、昭和28年（1953年）に株式会社として設立した福井県越前市の歴史ある酒蝙です。代表銘柄「関西」は明治42年（1909年）に命名され、灘・伏見を関西の名醸地として、越前でも名醸を目指す意味を込めた歴史ある名前です。伝統の佐瀬式という手間のかかる搮り方法を採用し、丁寧な酒造りを続けています。

明和年間創業、昭和28年（1953年）に株式会社として設立した福井県越前市の歴史ある酒蝙です。代表銘柄「関西」は明治42年（1909年）に命名され、灘・伏見を関西の名醸地として、越前でも名醸を目指す意味を込めた歴史ある名前です。伝統の佐瀬式という手間のかかる搮り方法を採用し、丁寧な酒造りを続けています。

文化元年（1804年）初代石田屋二左衛門により福井県永平寺町松岡で創業した220年以上の歴史を誇る老舗酒蔵。「良い酒を造れば、人は必ず支持してくれる」という信念のもと、生産量よりも品質を重視した伝統的な手造り酒を守り続けている。代表銘柄「黒龍」と「九頭龍」は、九頭竜川水系の清函な水と福井県産の優良な米で醸造され、長年にわたり国内外で高い評価を得ている。1975年に発売した「黒龍 大吹醸 龍」は日本初の市販大吹醸酒として日本酒業界に革命をもたらした。「なぜ酒を作るのかと問われれば、私たちはこう答えます。人を感動させるためである」という理念のもと、酒で人と人、人と地域、人と文化をつなぐ酒造りを続けている。

明治27年創業、福井市江上町で130年以上の歴史を持つ小さな蔵元。福井県産原料100％と木槽搾りにこだわり、FK酵母専用使用で「越の鷹」を醸造。蔵元杜氏・康晴氏のもと、香りと旨味のバランスを重視した純米吟醸造りに注力し、アットホームな雰囲気で福井の地酒を丁寧に仕込んでいる。

明治4年（1871年）創業、150年以上の武学を持つ福井県の老舗蝙元です。福井市中心部から西北西約12kmの九頭竜川西域（川西地区）に位置し、幻の棗杜氏の故郷に隣接しています。10代目・吉田一雅氏が2001年に全量純米酒への転換を決断し、現在3人の蝙人で500-600kgの小仕込みを行い、細部まで目が届く酒造りを実践しています。

創業130有余年の歴史を持つ福井市小稲津町の老舗酒蔵。全量福井県産米を使用し、和釜で酒米を蒸し、木槽（きぶね）で搾るという伝統的な製法にこだわりながら、「濃醇・旨口」の日本酒を追求している。代表銘柄は「舞美人」シリーズで、その他にも「水もとMUKU」「sanQ」など個性的な銘柄を展開。酸度が高めの特徴的な味わいが持ち味で、福井の風土を活かした独自性の高い酒造りを行っている。伝統を守りながらも新しい挑戦を続ける、地域密着型の酒蔵として親しまれている。

宝暦年間より続く北陸の小京都『越前大野』の老舗酒蔵。1000m級の山々に囲まれた盆地で、名水百選の御清水と地元産五百万石を使用し、全銘柄吟醸規格の手造り酒を醸造。地下坑道熟成やシェリー樽熟成など革新的な取り組みでも知られる。

1716年（享保元年）に創業した福井県最古の酒蔵で、300年以上の歴史を誇る。八坂神社に御神酒を奉納することから蔵の歴史が始まり、現在15代目が経営している。代表銘柄「飛鳥井（あすかい）」は、京都の公家「飛鳥井氏」がこの地で誕生したことに由来する格調高い名前を持つ。八坂神社から湧き出る「延命の水」（名水百選）を仕込み水として使用し、福井県産米にこだわった酒造りを行っている。女性蔵元ならではの優しさと愛情をプラスした、地域密着型の地酒をラインナップしており、「この蔵でしか醸せない商品」「優しい甘さの商品」「村おこしの商品」など多彩な展開を見せている。創業300周年を記念して新商品「さくら鞠子」を開発するなど、伝統を守りながらも革新的な取り組みを続けている。

明治中期に創業した福井市島山梨子町の酒蔵で、現在は5代目が経営している。当初は「七瀬川」の銘柄で販売していたが、後に「明乃鶴（あけのつる）」に改名し、現在もこの銘柄で親しまれている。「明乃鶴」の名前は、早朝の散歩中に近くの池で朝日を背景に飛び立つ鶴の姿からインスピレーションを得て名付けられた。地下50メートルの井戸から汲み上げる良質なミネラルを含む天然水と福井県産の米を使用し、「一麹二酛三造り」の精神に従い、手造りにこだわった丁寧な酒造りを行っている。白山山系の豊富な地下水と日本海特有の冷涼な気候、降雪による空気の清浄化という恵まれた環境で醸造される日本酒は、顧客に喜ばれる酒を目指している小さな酒蔵の心意気が込められている。

大正9年（1920年）創業、若狭の美しい自然環境で甲口の日本酒を醸造している酒蝙です。創業者・小堀彦五郎が50名以上の株主と共に、米の需要開発と地元の酒を造る目的で設立されました。代表銘柄「加茂栄」は地元の加茂神社に由来し、神・村・商売の繁栄を祈願して名付けられました。地元の食文化に合わせた甘口に特化した酒造りで、キレのある甘口の日本酒を醸造しています。

明治2年創業、福井県清水町で唯一の酒蔵。福井市より西へ約13km、越前海岸国定公園と山を隔てた谷間に位置。清らかな地下水と良質な酒米を使い、時代に媚びることなく伝統的な手法で少量の酒を丁寧に醸造。代表銘柄『月丸』は月のように清く丸い酒を目指して名付けられた。

1862年（文久2年）に創業し、江戸時代の終わりから150年以上にわたり小浜地域の唯一の酒蔵として親しまれてきた歴史ある蔵元。1965年（昭和40年）に吉岡酒造（小浜市中井）と辺見酒造（若狭町熊川）が合併して「わかさ冨士株式会社」が設立された。長年「稚桜（わかさくら）」「わかさ」「熊川宿」などの銘柄で地域に愛され続けてきたが、2017年3月にわかさ冨士株式会社は製造を終了し、同年に新設された「小浜酒造株式会社」に事業が継承された。現在は小浜酒造が「わかさ」ブランドを継承し、87歳の能登杜氏酒頭ほういち氏の指導の下で伝統の酒造りが続けられている。小浜地域唯一の酒蔵の灯火は新たな体制で守り継がれており、福井県の酒造文化の重要な一部として歩み続けている。

1853年（嘉永六年）に創業した約170年の歴史を持つ酒蔵。福井市山間部の安原町にあり、町名の由来は安本家の先祖の土地であったことから名付けられたとされる。白山水脈の地下100メートルから汲み上げた中硬水を仕込み水として使用し、伝統的な「舟しぼり」製法を継承している。2001年に現当主安本武氏が蔵元兼杜氏となり、代表銘柄「白岳仙（はくがくせん）」を立ち上げた。福井県産酒造好適米「五百万石」と「吟の里」を100％使用し、純米酒のみを醸造する。「究極の食中酒」を目指し、踊るような酸味が特徴的な、食事と共に楽しむ日本酒造りにこだわっている。